研究留学の体験記②【トルコに研究留学してからの生活はこんな感じ】
大牟田市・オンラインで完全個別指導・少人数個別指導の英語塾・進学塾・有明高専生専門塾を運営しているきただです。
最近、少しずつ留学の相談や留学したいと考えている塾生が増えてきているので、備忘録程度に留学体験記を執筆します。
留学の体験記が本ブログを見てくださっている皆様の何かしらのお役に立てればと思います。
時系列が前後しているかもしれません。
トルコ航空(ターキッシュエア)で12時間半のフライトを経て
トルコに研究留学に行く前の2ヶ月間はフィリピンのバギオで英語の勉強をしていました。2019年4月下旬に日本に一時帰国し、その一週間後の5月3日に成田発イスタンブール行の深夜便に搭乗しました。
トルコ航空は国際線の中でもサービスが良いと有名で期待が膨らみます。
搭乗時刻が22:00くらいだっかと思います。周りは海外の人ばっかりで「あ〜いよいと留学するのか」と...ふけっていました。
最初の機内食がこれ。美味しかったのと、パンが温かかったのに感動しました。時間帯的にほぼ夜食ですね。
左の黒いのはオリーブです。トルコはオリーブをそのまま食べる文化があるのですが...僕はオリーブは苦手なので..残していました笑。
12時間半のフライトは寝るか映画を見るかの繰り返しで...退屈なんですよね...
何してたんだろう...
気づいたらあっという間にイスタンブールについていました。
僕が滞在する地域はイズミル。イズミルはエーゲ海に面したヨーロッパと中東文化が調和したような文化を持つトルコ第三の都市です。
成田発イスタンブール行の飛行機で12時間半のフライト。さらに、イスタンブールからイズミルまで国内線に乗り換えて1時間のフライトで到着します。
フライト・乗り継ぎの待ち時間を含めると、ほぼ丸一日かかりました。
イスタンブール発イズミル行の待ち時間....に取った写真です。
無事にイズミルの空港に到着したら、
Nalan先生と研究室のメンバーであるオルハンが向かいにきてくれました。
Nalan先生が車を手配してくれて、そのまま学生寮に直行しました。
寮で日本人に会う? 日本人大学生が友達を紹介してくれる
寮に着くと、身長180cmを超えるトルコ人学生(エルダ)から声をかけられます。
「日本人?日本人の留学生がいるよ〜」と...
なんと、同じ寮に日本からの交換留学生がいたのです。
青い建物やオレンジの建物が寮です。
寮の入り口。
寮でエルダとあってすぐに、日本人留学生のトモを呼びに行きました。
トモは日本の海洋系の大学に通う大学院生で1年間研究留学でエーゲ大学に来ているとのこと。
トモの紹介で、トモの友達をたくさん紹介してくれて、イズミルについた当日から友達がたくさんできました。
僕を寮に案内してくれたNalan先生はすぐに帰宅して、
研究室のラボメイトであるオルハンと途中から合流したイザベラ(ポーランド人)、トモと僕の四人で近くのスーパーに日用品の買い出しに行きました。(案内してくれました)
寮の裏手に大きな商業施設があり、その一角がスーパーです。
商業施設にあるカフェに入り、トルココーヒーを飲みました。
トルココーヒーって粉っぽくて、あまり得意ではないな...と思った記憶があります笑
その後にオルハンと別れ、携帯会社でsimカードを買ったり...トモとトモの友達に色々案内してもらいました。
トルコについた翌日の夜飯です。最初はあまり美味しいと思わなかったのが...食べるにつれ、めちゃハマりました。
今考えると、チキンライスって最高の筋トレ飯ですよね笑
トルコって、デザートとかパンが独自に発展してて、デザートやパンの種類もめちゃめちゃ多いです。
念願のトルコ生活スタート
トルコに着いたのが土曜日だったので、月曜日に大学に行きました。
イザベラが寮の前で待っててくれて、一緒に研究室まで行きました。自己紹介したり、トルココーヒーをご馳走になったり...
Nalan先生が大学内を案内してくれたり、他の先生たちを紹介してくれたりと...
トルコに来ての一週間はバタバタしていました。
前回の記事で書いた滞在許可書(イカメット)は滞在開始から3ヶ月以内に取得すればよかったので、この時はまだ取得していません。
学生証も大学が発行してくれました。
このカードがないと寮のゲートとか通れないんですよね...
大学内で日本人は僕とトモしかおらず、どこに行っても話かけられます。
トルコは親日国なので...トルコ人は日本人にとても親切....人種差別などはトルコでは一切受けず、むしろどこに行っても歓迎されていました。
どこ行っても、ガン見される...
僕が住んでいたイズミルはほぼ日本人がいないのでは?というから日本人に遭遇しませんでした。10ヶ月くらい住んでいて、一回だけ遭遇したかな...といったレベルです。イスタンブールではたまに見かけていたのですが...
ラボメイトやトモの友達から色々食事に誘われていました。
赤シャツがエズゥキ、ピンクシャツがミネ、白シャツの女性は....名前忘れました。全員ラボメートです。
ご飯の紹介
最初の方は夕食は自炊をしていたのですが...1日に一食生活なるものを実践していて、外食の方が安くついたので途中からは毎日外食していました。
名前を忘れてしまったのですが、トモの友達から連れて行ってもらいました。初めて食べる味で最初は、口に合わないかもと思っていましたが、食べ慣れるとめちゃめちゃ美味しく感じます。
トルコって、ビザパンみたいなのが独自に発展しているんですよね... ピザよりも美味しいかも
トルコ伝統料理ですね。レンズ豆のスープ。一番好きなトルコ料理でした。正直、トルコ人よりこのスープを食べてたと思います笑
ラマ?なんとか?っていうピザです。これもとても美味しかったです。
パンばっかり載せていますが...一般的なトルコ料理はこのような感じです。
大学から歩いて10分くらいの学生街にたくさん店があって...その中の一つに大衆食堂の店があります。トモに連れて行ってもらい...そこからたまに通うようになりました。
土日は10:00くらいから近くのカフェに行って、このようなセットを注文していました。確か日本円で500円くらい...トルコの伝統的な朝食スタイルです。この朝食が好きすぎて、毎週土日は絶対、食べていました。
ちなみに、エセ日本食レストランが、電車で30分のところにあったので一回だけ行ったことがありますが...なんちゃって寿司で2000円しました笑...
やっぱい海外で日本食って高いんですよね...
なんちゃってでも日本食は日本食なので、久々の日本食を堪能しました。
肝心の研究活動は?
ここまで一切、研究の話をしていないのですが...
大学の研究室に行った二日後に、論文をたくさん渡されて、
Nalan先生から、
「まず1ヶ月はトルコの生活に慣れて、研究分野について勉強すること。あと10ヶ月くらいあるから研究は急がなくていいよ」と言われたので、
最初の1ヶ月は毎日論文を読むのと...色々手続きしたりしていました。
当初は水処理関係の研究をする予定だったのが、
ブルーエナジーの研究...日本語で言うと、塩濃度勾配発電の基礎研究が僕の研究テーマになりました。それだけではなく、研究留学ということもあり、授業がないので....RO膜の研究などにも参加していました。
ちなみに、研究は二人以上のグループでします。僕の研究パートナーはオルハンです。
ちなみにオルハンは10月に学生結婚して大学院を中退しました笑...
トルコ生活をして、1ヶ月半くらいに研究テーマの中間発表があり、僕は...ほとんど研究を開始していないので、論文をまとめて、解説するプレゼンをしました。このプレゼンが終わった後に、本格的に研究活動をはじめました。
あ、もちろん...やりとりは全部英語ですよ。
僕の隣にいるピンクシャツの女性がイザベラで、僕と同じような研究留学生です。
僕の隣の隣のマダムがNalan先生です。
ちなみに、Nalan先生はトルコ語・日本語・英語・フランス語の四ヵ国語を話せるマルチリングガルです。
トルコ・ポーランド・ナイジェリア・イラン・バングラディシュと国際性豊かな研究室でした。
1日の生活は7:00に起きて、8:00にラボについて、研究活動や論文を読んだりして、16:30にはラボを出て、それ以降は友達とカフェに行ったり、街中を散策したり、勉強したり、買い物したりと....自由気ままに過ごしていました。
次に続く...