【留年せず、一年間が有意義になる】有明高専生1年生の月別過ごし方

普通高校への進学ではなく高専への進学。

せっかく高専に進学したから実りのある5年間にしたい。

そう思って高専に進学した生徒は多いはず。

でも現実は、

  • 「勉強が大変」
  • 「課題やレポートが多い」
  • 「点数が思ったより取れず留年しそう」

このような事態に悩まされることも少なくありません。

本記事では、有明高専物質工学科を卒業して専攻科に進学し、トルコやポーランドへの研究留学を経て有明高専専攻科を卒業した私が、有明高専での生活が有意義になる方法について解説しました。

本記事は有明高専1年生向けの記事ですので、最後までぜひ読んでください。

4~5月

有明高専に入学すると4月に課題試験があります。

まずはこの課題試験を一番頑張りましょう。

高専に入学する前までは、「高専にはいろんなところから頭がいい人がくる。勉強についていけるか不安。」と感じてしまいます。良くも悪くもこのような不安は心の余裕をなくします。

ですので課題試験の勉強にしっかりと取り組んで高得点を取ることで、自信に繋がります。ポテンシャルはあるけど、成績があがらず自己肯定感が下がってやる気をなくしてしまうのは非常にもったいない。

まずはこの課題試験にしっかりと集中しましょう。

課題試験が終わったら本格的に授業が始まります。

4~5月は化学I、基礎物理学、基礎解析学でつまずく生徒が多いのでこの3教科は復習を徹底的にしましょう。6月に前期中間試験がありますが、化学I、基礎物理学、基礎解析学についていけていないと試験勉強で苦労することになります。

人によってはアルバイトを始めたり、部活動に入ったりする生徒もいるでしょう。前期が終わるまで様子をみるのもありです。

6~7月

6月上旬は前期中間試験です。気合を入れて乗り切りましょう。

私が高専1年生のときに聞いた話ですが、1年生の頃の成績と5年間の頃の成績は比例するというデータがあるようです。つまり、1年生のときの順位と5年生のときの順位ではあまり変わらないということです。

(感覚値的な分析ですが、1年生の時の順位が自分にとっての当たり前になってしまうと向上心をなくしてしまい、その順位を維持するためだけの勉強しかしなくなります。1年生のときの順位がどんなに下でも、しっかりと向上心を持って取り組めば順位は上がっていきます。)

前期中間試験は高専生が一番頑張る試験です。ですので思ったより順位が芳しくなくても、次からの試験で挽回するようにしましょう。

また、前期中間試験の一ヶ月後には前期期末試験が始まります。落ち込んでいる時間はありません。

この時期から部活動やアルバイトを始める人もいるでしょう。

部活動は高専内での交友関係を広げるのにとても役に立ちますし、アルバイトは非常に社会勉強になります。

8~9月

前期期末試験が7月の下旬から8月の上旬に始まります。

有明高専がある大牟田ではみなと祭りや大牟田大蛇山祭りと同時期に期末試験があります。祭りに行ってもいいですが、油断をすると前期期末試験で痛い目をみます。

前期期末試験の勉強は7月の上旬から徐々に始めていき、試験の3日前には最終確認で済むような状態を作りましょう。

前期期末試験が終わると夏休みに突入します。

高専の夏休みは一ヶ月半と長く、この時間は有意義に使いましょう。家にこもって勉強するのもいいですが、

  • 部活
  • アルバイト
  • 友達と遊びに出かける

など、高校生らしい生活を送るといいでしょう。

もちろん、夏休みが終わったら課題試験があるので、課題試験の勉強も並行しながらですが。

10~11月

有明高専の夏休み明けである10月。

基礎解析学・地理学・英語の課題試験があります。

基礎解析学は夏休みの課題からそのまま問題が出題され、地理学は世界の国名と首都を覚える試験があります。

可能なら基礎解析学では90点以上、地理学では100点を目指すことをオススメします。

(夏休みにはめを外しすぎると学習の習慣を取り戻すのに時間がかかるので、はめを外しすぎないようにしましょうね。)

10月〜11月に有明高専では文化祭があります。高学年は文化祭の準備で追われていますが、1年生のうちはそれほど忙しくなることはないでしょう。

化学Iや基礎解析学は相変わらず前期の延長線上のようなことを習いますが、理科基礎は生物学へ、基礎数学Iは場合の数や確率に履修内容が変化します。

有明高専1年生で習う生物学は暗記科目なので、暗記さえすれば点数を取ることができます。また、1年生後期の基礎数学Iで学習する、場合の数や確率はテストでそれほど難しい問題が出ることはないので、しっかりと勉強をやっていれば単位を落とすことはないでしょう。

11月の下旬には後期中間試験が始まります。文化祭の余韻などで中観試験勉強のスタートに出遅れないようにしましょう。

11月上旬には試験勉強を始めてしっかりと対策を立てるようにしましょうね。

12~1月

後期中間試験が終わると、冬休みがきます。

高専の冬休みは12月24日くらいから成人式前後まであります。

冬休みも冬季課題と称して、

  • 基礎解析学
  • 地理学
  • 英語

などの課題が出されます。

冬休みに入ってすぐに基礎解析学の課題に取り組みましょう。基礎解析学の課題に取り組むと同時に、地理学の課題試験の勉強に取り組むのもオススメです。

やれば満点のテストでやらないのは損。

冬休みは大晦日や正月を挟んでしまいます。大晦日や正月の影響で勉強に手がつかないということになってしまう可能性もありますので、早めのうちから取り組みましょう。

有明高専の後期期末試験は2月上旬にあります。

課題試験が終わっても気を抜かず、すぐに後期期末試験の学習に取り組みましょう。

また、後期期末試験に臨前に各教科の単位取得に必要な点数を計算しましょう。

単位取得まで基礎解析学は20点必要

単位取得まで基礎物理学0点で大丈夫

単位取得まで化学Iは55点必要

前期の成績と、後期中間試験の成績が良好であれば、後期期末試験の点数が0点でも単位を取得することができます。

各教科の必要得点を計算することで、後期期末試験の戦略が立てやすくなります。

2~3月

後期期末試験が終わると、試験返しのあとは春休みに入ります。

春休みも

解析学I

英語

の課題は出されます。

春休み明けの課題試験では、夏課題試験、冬課題試験同様に課題の範囲から出題されますので、しっかりと点数を取るようにしましょう。

また2年生の後期にはコース分けが始まります。成績の順位が考慮されますので、課題試験も手を抜かず取り組みましょう。

まとめ

有明高専生の1年生の過ごし方について解説しました。

ぜひ、この記事を参考に有明高専1年生を謳歌して欲しいと思います。

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