【高専専攻科卒が教える】部活とアルバイトのメリット・デメリット【有明高専ver.】
『部活』と『アルバイト』のどちらを選択すればいいのか...
有明高専に入学する前も在学中も迷います。
私が高専在学中だった頃は、低学年のうち(1~3年生)は野球部に所属していて、高学年(4,5年)と専攻科のときはアルバイトをしていました。
その体験を踏まえて、部活動とアルバイトのメリットデメリットについて解説しました。
ぜひ、有明高専生活が今以上に充実するように活かしていただきたいと思います。
部活動編
では、まず有明高専で部活動のメリットとデメリットについて解説していきます。
部活動をするメリット
有明高専で部活動に励むメリットは...
- 交友関係が広がる
- 高専大会で活躍できる
- 5年間部活動に所属すると表彰される
です。
では、一つずつ解説していきましょう。
まず、部活動をすると間違いなく交友関係が広がります。
特に低学年のうちは、部活動や高専の行事でしか先輩や他のコースの学生と接点を持つ機会がないため、部活動に所属することで
- コース
- 性別
- 学年
を超えて仲良くなれます。
特に高専は15歳〜22歳まで在籍している学校ですので、普通高校とはまた違った交友関係ができます。
実際に私自身にも4歳下の友人はいます。
高専の1年生から5年生までが出場することができる高専大会に参加することができるのも高専で部活動するメリットでしょう。出場人口が高校生の大会や大学生の大会と比べて少ないため、高専大会で上位成績を収める人も少なくありません。
全国大会が開催される都道府県は毎年変化するため、年に一回全国のどこかに行けるのも醍醐味です。
高専大会とは、全国の高専生がそれぞれの部活動で競い合う大会です。
また、高専5年間部活動に励むと、表彰されます。
私は1~3年生までは野球部に所属していて、そこからはずっと休部していたため、表彰されませんでした(笑)。
部活動をするデメリット
部活動をするデメリットとしては、部活動が内申点や総合成績に一切影響しないことでしょう。
端的にいうと、部活動をどんなに頑張っていたとしても成績が芳しくなければ留年しますし、コース選び、研究室選び、進学先や就職先が有利になることはありません。
あくまでもコース選び、研究室選び、進学先や就職先は100%成績によって判断されます。
(工業高校だと部活動を頑張ると内申点が上がりますが、高専はその限りではありません。)
アルバイト編
では、次にアルバイトをするメリットとデメリットについて解説していきます。
※ 一応学則では、1~3年生のうちにアルバイトをするなら学生課への申請が義務付けられています。
ただ....お察しの通り...誰も......
(一応タブーの情報の可能性があるのでここで言及するのは控えます。)
アルバイトをするメリット
アルバイトをするメリットは...
- アルバイト先での交友関係が広がる
- 社会勉強になる
- お金が貯まる
です。
では、一つずつ解説していきましょう。
アルバイトをすると、アルバイト先での交友関係が広がりますし、社会勉強になります。
交友関係をつくる難しさや、仕事を覚える大変さ、いろんなバックグランドを持つ人たちと仕事をする困難さ....
アルバイトをすることで社会に出る前に予行演習になります。
(個人的な意見ですが、勉強ばかりではいけません。ソーシャルスキルを身につけることは企業で働く上で非常に重要です。そのため、学生のうちに必ずアルバイトに挑戦することをおすすめしています。)
アルバイトをする最大のメリットはお金が貯まることでしょう。
有明高専は福岡や熊本県の各地から生徒が集まる学校です。
友達と遊ぶにしても自転車で行ける距離ではなく、電車や原付バイクで移動しなければなりません。
有明高専生活を謳歌するにはお金は必要になります。
(私の場合は留学するためにアルバイトをしてお金を貯めていました。)
アルバイトをするデメリット
では最後にアルバイトをするデメリットについて解説します。
アルバイトをするデメリットは...
- アルバイト先によっては試験前に休めないところがある
- アルバイトに熱中しすぎて勉強が疎かになる場合がある
試験前にアルバイトを休めないアルバイト先に遭遇したらすぐに辞めるようにしましょう。学生の本分はアルバイトでなく、勉強です。
アルバイトで試験勉強に注力できなかったり、アルバイトに熱中して勉強が疎かにしてしまうのは本末転倒です。
アルバイトで稼ぐお金よりも留年した結果損出するお金の方が数百倍も大きいので節度を持ってアルバイトに挑戦しましょう。
ちなみに...1年留年すると1,000万円の損失と言われています。
ぜひ注意してくださいね。
まとめ
部活動・アルバイト共にメリットデメリットがあります。
今の自分にとって何が必要でどうしていきたいのかで部活動に所属するかアルバイトにするかを選択するといいでしょう。
また、文化系の部活は毎日部活動がない場合が多いので、部活動とアルバイトを日替わりでやってもいいかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、有意義な高専生活を送ってくださいね。