高専生がTOEICテストで高得点を出すメリット6選
高専では、高専4年生になるとTOEICテストの受験をしなければなりません。
厳密にいうと、TOEICIPテストを受験します。
TOEICIPテストとは、大学や企業、英語学校、塾などがテストを主催するTOEICテストの団体受験バージョンのことです。TOEICの運営団体である、IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が作成しますが、試験監督や会場の設営は、各学校、企業などの主催団体が行います。
本記事では、高専生がTOEICテストで高得点を出すメリットについて解説しました。
私自身も、TOEICテストに恩恵を受けた身の人間ですので、全高専生にTOEICの勉強をおすすめします。
単位に変換される
まず、高専生がTOEICテストで高得点を取るメリットとして、単位に変換されるというのがあります。
私が在籍していた有明高専では、当時TOEIC700点以上で6単位取得することができました。
単位に変換されるとメリットとしては、
例えば、英語の授業を6単位分受けないといけない場合、TOEICのスコア証明書を提出すれば、6単位分の授業を受けなくて良くなる。そのようなメリットがあります。
※ 外部資格の取得や課外活動による単位換算の規定は各高専によって異なります。在籍する高専の学生便覧やホームページで、外部資格の取得が単位に変換されるか確認しましょう。
また、外部資格の取得による単位取得制度は高専だけではなく、他大学でも設けられている制度です。
他大学に3年次編入をした後に、TOEICのスコアを単位変換することが可能な場合がありますので、編入生は単位換算の規定を確認すると良いでしょう。
就職試験で有利に働く
TOEICのスコアが高いと、就職試験で有利に働きます。
ここ数十年、グローバル化の煽りを受けて、企業内での英語資格試験による昇進制度や社内英語化ルール、海外展開を始める企業が増えてきました。
そして、このグローバル化の波は止まることがなく、日本人で英語ができる人材の需要が高まっています。
今では、英語塾と有明高専専用の塾をやっていますが、私も就職活動をしました。
その時のTOEICスコアは900点を超えていたかと思います。
私が受けた企業はグローバル志向のある企業でした。
そのため、面接での質問の内容も英語や留学に関することばかりで、楽に面接を突破することができました。
専攻科進学や大学三年次編入で有利に働く
専攻科進学時の試験や大学3年次編入試験での英語科目は、TOEICテストが採用されている場合が多いです。
各高専の専攻科や大学にもよりますが、TOEICテストのスコアが700~800程度あると、多くの高専や大学で英語科目の成績が満点になります。
編入試験は大体、3~5科目受けなければいけませんが、そのうちの1科目である英語が満点だと、編入試験で有利に働きます。
試験を受ける前から、1教科が満点だと、精神的なプレッシャーも下がります。
専攻科の試験や大学3年次編集だけではなく、その先にある大学院進学時の大学院入学試験でも英語科目はTOEICが採用されているケースがほとんどです。
専攻科進学、大学3年次編入、大学院進学を目指している高専生は、早いうちから英語の学習に取り組むのがいいでしょう。
海外インターンシップや海外研修に参加しやすくなる
国際交流に力を入れいてる高専では、海外インターンシップや海外研修を実施しています。
海外インターシップや海外研修は、自費で海外に行くよりも、補助金が支給されるため、非常に安く海外にいけるというメリットがあります。
各高専が取り組んでいる海外インターシップや海外研修に参加する際に、参加者が多い場合は英語力や学校の成績で参加者を判断される場合があります。
TOEICテストのスコアが高いと、「国際交流に熱心な学生」と判断され、応募が多数ある海外インターンシップや海外研修にも通りやすくなります。
※ 海外インターシップの場合、応募時の必要条件にTOEIC600点以上などの制限があるようなものもあります。審査の段階でTOEICのスコアが低いとはじかれる可能性があります。
入社してから、昇進に有利になる
企業によっては、会社での昇進の基準に、一定数以上のTOEICスコアを定めているところもあります。
一昔前までは、TOEIC〇〇点以上取ったら、100万円のボーナスが出る
こんな企業もあったくらい、特に大手企業では英語が使える人材の需要が高まっています。
(仕事ができて+αで英語ができる人材が求められているという意味。)
翻訳機ができても、英語ができる人材が有利になる風潮は止まらないでしょう。
自己肯定感が高まる(自信がつく)
TOEICテストで高得点を取るメリットとして、自己肯定感が高まる(自信がつく)というのがあります。
英語の学習を始めた頃は、
TOEIC700点、TOEIC800点、TOEIC900点
を取ることは夢のまた夢と思っていました。
「英語ができる人って、元から頭がいいんだろうなー」
と、
ただ、英語の勉強を継続していく中で、英語力が身についていき、遥か高みにあると思っていたTOEICのスコアを取っていくごとに自信がついていきました。
今では、TOEIC満点近い点数を取るようになり、TOEICで高得点を取っても、英語ネイティブとの差に愕然とはしますが、自信になりました。
あるお知り合いの塾の先生がこのように言ってました。
「やればできるではなく、やってみたらできますよね」
と
私自身もそう思います。
やる前から、「無理だから」とやらないのではなく、うまくいくかわからないけどやってみる
ということが大切です。
うまくいかなくもやってみる精神で何事にも真剣に取り組む
ことをやってみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。