中学生から磨く仕事のスキル① 【完璧主義ではなく、完了主義】

博多区・大牟田市で個別指導の英語塾、進学塾、現役有明高専専門塾を運営しているきただです。

中学生の時は、成績がいい人=仕事でも出世すると思っていました。しかし、大学生くらいになると、勉強ができる=仕事ができるではないと教わり始めます。

塾以外にも...

飲食、web制作、マーケティング、人材、ソーシャルビジネス...様々な事業に関わり、取引先を含め様々な人たちと仕事をする中で、

勉強ができる=仕事ができる

は相関関係はあるが、絶対ではない

ということを身にしみて感じています。

塾生には、予測困難な時代といわれるvuca時代の今日の社会を"生き抜く力"を身につけて欲しいなと心から思います。

「VUCA」とは、不確実性(Volatility)、不安定性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、曖昧さ(Ambiguity)の頭文字を取った言葉で、ビジネスや組織における環境が急速に変化し、予測不可能な不確実性が高い状況を指します。

VUCA時代は、グローバル化、デジタル化、人口増加、気候変動などの社会的、経済的、技術的な変化が急速に進行し、従来のビジネスモデルや戦略がうまく機能しなくなっています。企業や組織は、これらの変化に適応するために、柔軟性、創造性、イノベーション力、リスク管理能力などを高める必要があります。

VUCA時代においては、不確実性が高い状況においても、迅速かつ正確に判断し、適切な戦略を策定することが求められます。このため、企業や組織は、リスクマネジメントやシナリオプランニング、データ分析などの手法を活用し、ビジネスの成功に向けて取り組んでいます。

保護者の皆様が、息子・娘さんに「勉強をしてほしい」と願う原点は、大人になって自立して生活ができるのか、今後の社会を生き抜けるかに不安があるからだと思います。

塾として、僕個人として、塾生が生き抜けるようになって欲しいと思いますし、僕自身もどんどんとレベルアップしていき経験したことなどはどんどんと塾生に共有していくつもりです。

そこで、当塾のブログでも、塾生にとって将来役に立つような記事を書いていこうかと思います。

中学生から磨く仕事のスキル

というテーマで記事を執筆しました。

ぜひ、最後までご一読ください。

完璧主義ではなく、完了主義であれ

仕事のポジションにもよりますが、大抵の仕事の場合において、完璧主義よりも完了主義の人の方が仕事での成果をおさめやすいです。

では、完璧主義と完了主義の違いについて解説しましょう。

完璧主義とは、自分自身や周囲の人々に対して、極端に高い水準や完璧さを要求する性格傾向のことを指します。完了主義の人は、常に完璧な成果を求めるために、極度に細かい点まで注意を払い、時間をかけて作業を繰り返したり、自分自身や他人に対して厳しい評価を行ったりします。

一方で完了主義の人は、いかに仕事やタスクを早く終わらせることに重点を置き仕事をします。

簡単に例えるならば、完璧主義の人は一つの仕事を100点を目指して仕事をするのに対して、完了主義の人は60点を目指し、たくさんの仕事をこなします。

「え、100点の仕事を目指した方が良くないですか?」と意見が出てきそうですが、なぜ100点の仕事を目指す必要がないのかについて解説しましょう。

時間をかけたとしても、成果物のパフォーマンスは変わらない

あなたが思う100%の出来栄えと上司やクライアントが思う100%の出来栄えは全くの別物です。そして、完璧主義になって仕事をしたとしても、あなたがその仕事が不慣れであれば、時間をかければかけるだけ時間が無駄になります。

例えば、

あなたがあるプレゼンテーション資料を作るのに20時間かけたとしましょう。もし、あなたはプレゼンテーションの資料の作成が不慣れだった場合、どんなに時間をかけたとしても、綺麗なプレゼンテーション資料を作成することはできません。

なぜなら、成果物の質は如何に、その成果物の制作経験があるかによるからです。

あなたよりできる人からフィードバックをもらえばもらうほど成長できる

1つの成果物を時間をかけるよりも、いかに短時間で成果物を完了させるかに注力して、上司やクライアントからフィードバックをもらい、たくさんのタスクを行う方が、成長します。

仕事のスキルは場数を踏めば踏むほど上がっていく傾向にあります。

特に、マルチタスクが要求されるような仕事は複数の業務を同時並行的に進めていく必要があります。複数の仕事をする際は、一つ一つの仕事に如何に脳のメモリーを使わずに早く仕事をこなす必要があります。

まとめ

完璧主義よりも完了主義の人の方が、仕事での成長が早く、評価されやすいと書きました。

完璧主義 : 1つのタスクの完成度を100%を目指して仕事をする

完了主義 : 60%の完成度を目指し、たくさんのタスクをこなす

特に、20代は覚えることが多いため、完了主義である方が成長しやすい傾向にあります。

仕事が早いと仕事がどんどんと増えていきますが、20代のうちは、体力がありますので、働けるだけ働くのがいいかと思います。

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