努力して成果が出ないときはこう考えて
大牟田市・オンラインで完全個別指導・少人数個別指導の英語塾・進学塾・有明高専生専用の学習塾を運営しているきただです。
何かに挑戦していたら、
停滞・不振・スランプ
なんて当たり前に起こります。
それは、勉強する中での成績でもそうですし、スポーツのパフォーマンスでもそうです。
音楽や芸術の世界でもそうでしょう。
そんな時に、
「僕はなんて才能がないんだ」と自分に失望して、上にいくことを目指すことを辞めてしまいます。
なんでそんなことが起こるかというと、
成長の原理を知らないからです。
というか誰も教えてくれないからです。
努力のやり始め時に、
成長曲線を
y=ax + b
の直線と考え、やればやるほど伸びていくと考えます。
しかし、実際はそうではないのです。
実際の線は非常くねくねしています。
とりあえず...成長曲線なるものを見てもらった方がいいので、下のリンクから成長曲線を見てみてください。
https://ameblo.jp/yama-san777/entry-12781476181.html
みんなが思う、成長のイメージは上のリンクにあるような直線です。
ちなみに、上の点線はy=axですが、厳密にいうと、y=ax+bです。
一人一人スタートラインが違いますから、切片が存在します。
もちろん...努力をしている前提の話ですよ。
努力をしなければ、そもそも成長するスタートライン自体に立てていませんから。
まず、何かを始めるときに、
スランプ・不振・停滞は当たり前で、成長曲線はくねくねしていると認識してください。
そして、スランプ・不振・停滞を経験しているときに、
「よーし、ツケがついたな。ラッキー」
と思うようにしてください。
というか口に出した方がいいです。
人は口に出したものを現実として捉えますので。
この
「ツケがついたな」
というのは、
スランプ・不振・停滞から抜け出した時に、一気に成長するな
という意味です。
「ツケがついたな。ラッキー」
と口にするだけで、心が晴れるのを実感できます。
スランプ・不振・停滞から抜け出した体験が個人的には3つあります。
(細々としているのはまだありますが...というかありすぎて書けない...)
① 勉強法を研究して、4年目にして、平均点が5点上がった(83⇨88くらい?)
中学生の頃から勉強法の本などを読み漁っていました。
今振り返ると変わった行動をしていたなと思います。
毎週書店に行って、参考書や自己啓発コーナーを中学生ながら徘徊していました。
書店員からは変な目で見られていました。はい。
そのときは、それが楽しくて楽しくて...
平日の金曜日の21:00くらいに自転車で近所のめいりんどうに行っていました。
勉強法の本や参考書を漁るくせは高専に進学しても続きました。
ああでもない、こうでもないと色々勉強法を試していました。
そしたらですね...
あるテストを境に高専の試験でこれまでの平均点+5点を取れるようになっていました。
もともと...高専の定期試験で83~85点くらいが総合点の平均点だったのが87~89点くらいになりました。
(ちなみに、中学の時はだいたい...5教科で440~480くらいをウロウロしていました...)
② 気づいたら英語が話せるようになっていた
英語学習って停滞の連続なんですよね....
毎日勉強しているけど、伸びた気にはならない。
「自分は英語の才能はないのでは?」と自問自答ばかりしていました。
でも幸になことに英語の勉強は楽しいからダラダラと続けていた...
というような感じです。
そうしたら、ある時から英語を話すときに何も考えずに口から出るようになり、英語の夢をたくさん見るようになりました。
気づいたら、英語を指導できるようになっていました。
勉強しているときは全く実感できなかったので、悩みます。
でも...気づいたら壁を突破していたという感じです。
③ 気づいたら塾が満員になっていた
高専の専攻科を卒業して、塾を立ち上げて...
もちろん、塾生0人からのスタートです。
webサイト作ったり、チラシ巻いたり、でもなんの成果も出ず。
上司がいるわけでもないので、全て独学です...
1年目は業務委託の仕事をしながら、知人の紹介で数名の生徒を教えていました。
今も、1年目から教えている塾生が数名残ってくれています。
そんな感じで1年2ヶ月ほど過ぎてから、なぜだからわからないけど..月に1件ずつ入塾が増えていき、半年後には指導枠が残り数枠となりました。
入塾待ちをいただく状態になりそうだったので、朝塾を始め、朝塾も2ヶ月で満席になりました。
文章で書くと、最(いと)も簡単にに壁を突破したかのように感じて、何も苦労していないかのように見えるのですが...
そんなことはありません。
(読むは易しと言いますか.....)
何かを始めるときは能力ゼロ....
RPDゲームでいうところのレベル1 始まりの村
から挑戦が始まるのです。
最初から上手くできたことなんてありません。
勉強の面で言うと、中学生の時に友達から「お前、地頭あんまよくないよな」と言われ、
英語の面で言うと、リスニングが苦手すぎて、耳が悪すぎて耳鼻科に行きたいと思うくらい英語が聞き取れませんでした。
本当にそう思っていたし、英語の先生に相談していました。
「もともと耳悪すぎるんですよねーって」
塾を始めた最初の1年は、終わりの見えない真っ暗なトンネルを一人で歩いているような感覚になっていました。
自分だけ停滞していて、時は動いているのにその場からは動けない感覚です。
雁字搦め(がんじがらめ)というか、成長しない精神と時の部屋にいる感じです。
この時、交友関係を全て切っていました。誰とも遊ばず、ひたすら仕事ばかりの日々で疲弊していました。
今ではそんなことはないのですが...疲れすぎて1週間に一回は身体が全く起きなくて一日中寝ている時もありました。
フィクションではなくて全て実話です☺︎
しかし、壁を突破できたのは、
ひとえに続けたからです。
続ければ必ず壁を越えます。
そして、こうも思うんですよ...
一気に成長・成功しない方がいいと
一気に成長すると、その反動で努力するのを辞め、成長を楽しめなくなります。
一気に成功すると、成功の大きさに見合った反動がきます。
一気にお金持ちになって、一気に借金地獄になる話本当にあるんですよね...
成果が出ない時は
「ツケがついたな。ラッキー」
と口に出して、
そのプロセスを心から楽しむ。
これが、うまくいくコツなのかなと思います。
人って、結局は目標に向かって頑張っている時が一番輝けます。
目標を失ったら、現状維持ではなく、後退します。
人は、易きに流れる生き物ですからね。
その時は苦しくても、振り返ると、「とても充実していたな」と心から感じる日が来るのです。