塾の選び方 (チェックリスト)
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2025年12月02日きただです。
小論文と聞くと、「何を書けばいいかわからない」「文章を書くのがそもそも苦手」と不安に感じる人が多いと思います。
特に中学校の教育では文章の訓練がほとんどありません。そのため、苦手意識がある生徒たちが非常に多いです。
ただ、そこまで難しいものではないと考えています。
その理由は、公立高校入試で出題される小論文は、「あなた自身のことについて」問うものが非常に多いのが特徴です。
(もちろん、学術的なお題を小論文に課す高校もありますが、まあ稀です。)
あなた自身についてのお題を端的にいうならば
・これまで努力した経験
・失敗から学んだこと
・将来の目標
・学校生活で心がけたいこと
などです。
ある公立高校で出された小論文のお題の例をあげると、
「急激に変化する現代社会において、ただ知識を得るだけではなく、課題を見つけ、行動することが重要になっている。『船は港にあれば安全といいますが、それでは船の用がない。』という言葉について自分の体験談を踏まえ書きなさい。」
があります。
なんだか難しそうなテーマですが、
要するに
「あなた自身について教えてください」
というのがお大事です。
そして小論文対策は面接対策は並行して行うことができます。
つまり準備のやり方さえ知っていれば楽勝(^^)vなのです。
では、その事前準備とは具体的に何をするのでしょうか。
きただ塾では、小論文対策を次の4ステップに分けて指導しています。
まず最初に行うのが「自分自身を理解する」という作業です。
・これまで頑張ったこと
・乗り越えた困難
・印象に残っている出来事
・学んだこと、価値観の変化
・大切にしている考え方
これらを棚卸しすることで、あなたにしか書けない“素材”が見えてきます。
どのように考え、どのような行動を起こし、結果どうなって、何を学んだのか
をたくさん書き出しましょう。
小論文、推薦依頼書や志望動機書で一番大切なのは、
原体験
です。
また、自分歴史表など作成するのもありです◎
私も就活の時はやっていました^^;
深掘りで出てきた素材を、今度は「使いやすい形」に整理します。
例えば
・継続力
・挑戦
・責任感
・協調性
・目標意識
・リーダーシップ
など、あなたの価値観を表すキーワードをいくつもピックアップします。
このような言葉が小論文のフックとなります。
小論文のお題はさまざまですが、根底には必ず
「あなたは何を大切にしている人ですか?」
という問いが隠れています。
その価値観を示すキーワードを決めておくことで、どんなテーマが出ても迷いなく文章の軸を作れるようになります。
MBTIの診断や占いアプリでの性格・気質診断なども効果的です。
占いアプリはバカにならなくて、性格的なところが当たったりするので客観的に自分の情報を入手するのに便利です。
選んだキーワードを裏付ける「具体的なエピソード」を作っていきます。
たとえば
キーワード:挑戦 → エピソード:苦手な英語スピーチに取り組んだ経験
キーワード:責任感 → エピソード:部活のまとめ役として頑張った経験
このように「抽象と具体」をセットで準備することで、文章に説得力が生まれます。
最初から「使えるエピソード」を複数用意しておけば、テーマが似ていても応用が利きます。そしてこのキーワードとエピソードは面接練習でそのまま使うことができます。
これが引き出しを増やすということです。
小論文は「本番で0から書き始める」のが最も危険です。
準備したキーワードとエピソードをもとに、
・導入(問いへの姿勢)
・経験(具体例)
・そこから得た学び
・志望校でどう生かしたいか
という形で文章の型を作り、それを暗記しておきます。
文章の方はたくさんありますが、
小論文で使いやすいのは
PREP法「Point(結論) – Reason(理由) – Example(具体例) – Point(結論)」
でしょうか。
起承転結の文章の型は読んでいて面白いですが、慣れないと、情報が散らかってしまうのでNGです。
ここまで説明したのは「一般的な高校入試の小論文対策」です。
しかし、難関高校では
・専門的なテーマ
・社会問題、時事問題
・学術的な内容
が出題されることも珍しくありません。
その場合は、
・背景知識を蓄える
・資料文の読み取り訓練
・論理的な書き方の練習
など、別のアプローチも必要です。
とはいえ、基礎となる
「自分の考えを文章化する力」
はどんな小論文でも共通して求められます。
つまり、先ほどの4ステップは難関校を目指す場合でも必ず役立つ“土台作り”なのです。
小論文はセンスではなく再現性のある対策で確実に伸びます。
・自分の人生を深掘りする
・価値観を言語化する
・その価値観を示すエピソードを整理しておく
・文章の型を覚えておく
この準備をしているかどうかで、本番の書きやすさはまるで変わります。
あと、先ほど解説した自分の人生の深掘りは
就活でも活用できますよ。

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