【必見】授業よりも自習の方が圧倒的に成績が伸びるわけ
大牟田市で少人数個別指導・完全完全個別指導の塾を運営しているきただです。
よくいただくご相談の中で、
「どうすれば成績が上がりますか?」というのがあります。
結論から言うと、
膨大な学習量✖️自習
が一番成績が伸びます。
本記事では、授業よりも自習の方が成績が伸びる理由について解説しました。
授業だと時間がかかりすぎる
「成績を上げる」という点だけを考えるならば、授業はあまり効率的だとは言えません。
それには二つの理由があります。
授業だと、内容を網羅するのに時間がかかる。
例えばの話、中学校の理科の授業や高校の化学の授業を想像してみてください。
学校の先生が8時間かけて、説明する内容は、参考書だと、2ページにまとめられています。参考書2ページに目を通すだけであれば、20分もあれば、十分です。
先生が8時間もかけて説明する内容が参考書だと...たったの20分で終わる。
参考書の内容を理解するのを時間に加味したとしても、授業よりも自習の方が効率的に学習することができます。
もう一つ例を出しましょう。
例えば、学校の授業を受けて、ノー勉でテストに望んだとします。ノー勉でテストに臨むと...
あまり点数が取れないですよね。
この例から、授業だと点数が上がらないということがわかります。
授業は"知る"作業
勉強にはサイクルがあります。
① 知る
② 理解する
③ 解ける
数学や理科の新しい分野や単元を習うとき、まず、授業を受けます。
授業を受けることで、我々は新しい単元や内容について知ることができます。
そう。あくまでも授業は勉強のサイクルでの"①知る"ところまでしかカバーすることができません。
実際のテストで高得点を取れるようにするには、知るだけでは不十分です。
内容を知り、内容を理解し、そして問題を解けるようになる必要があります。
問題を解けるようになるには、演習問題を解き、内容を理解し、そして問題慣れをする必要があります。
勉強のサイクル
① 知る
② 理解する
③ 解ける
を一気に満たすことができる勉強スタイルは自習です。
① 知る : 参考書を読む
② 理解する : 参考書にある演習問題を解く。わからないところを講師に質問する。
③ 解ける : 演習問題を数回解き、問題慣れをする
勉強のサイクルの中で、"知る"だけしか満たすことができない、授業よりも、知る・理解する・解けるを一気に満たすことができる自習は非常に効率的な学習スタイルであると言えるでしょう。
高校あるある
これはよく聞く話ですが...
高校3年生は3学期になると、学校に登校しなくなる生徒が急増します。
この理由は...
授業よりも自習の方が効率がいいな
と多くの高校生が気づき始めるからです。
もちろん、学校によっては3学期には学校の授業が終わっているから、登校しなくなる高校もあるでしょう。
ただ、大抵の場合は、前者の理由で、高校3年生の3学期の登校率は下がるのです。
当塾の塾生の例
最近、当塾に在籍中の中高一貫校に通う塾生Nさんは大きな決断をしました。
それは、高等部に上がるときに授業数と課題が多い特進クラスではなく、授業数と課題が少ないコースに進学するという決断です。
側から見れば、
特進の方が、大学進学にとっては圧倒的に有利
に見えるでしょう。
でも、課題に終われ、課題を終わらせることに必死になって学習内容が全く入らないのではれば、それは課題と時間をドブに捨てているようなものです。
たくさんの生徒を指導してきて、学校の膨大な課題を有効活用できるのは、高校生の中でも上位十数%の生徒だと感じます。
それなら、授業数が少ない+課題が少ないコースに進学して、自習の時間に全て回した方が圧倒的に効率的です。
また、最新の研究では、以下のことがわかっています。
※ 確か...アメリカの超有名な大学の研究結果で出てた気が...
A: 成績が優秀な進学校
B: Aよりも学力が落ちる進学校
同じ学力の生徒なら、AとBどちらに通うと成績が上がると思いますか?
実は、AとBどちらに進学しても成績自体はあまり変わらず...むしろBに進学した方が成績が上がる生徒もいるようです。
つまり、どの学校に進学しようか、本人の素養と努力次第で成績は良くも悪くもなるということです。
自習の大切さがわかっているNさんの決断はとても素晴らしいものだと感じます。
Nさんは3年後に有名私立大学の受験を考えています。今のうちから、先取り+自主学習をすれば、受験も突破できるでしょう。
Nさんの躍進をぜひサポートしたいと思います。