2025年を振り返って ~年末の挨拶~
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2025年12月23日大牟田・博多・オンラインで英語塾・高校受験専門塾・有明高専専門塾を運営しているきただです。
当塾にご相談いただくたくさんの生徒から、
「英単語を覚えることができません」
とご相談いただきます。
詳しく話を聞くと、
・英単語を書いて覚えている
とのこと。
その度に
「英単語を書いて覚えるのはNGですよ。」とお伝えしています。
英単語を書いて覚えるのがNGな理由となぜ、英単語を書いて覚えるという間違った英単語学習法が蔓延しているのかについて解説しました。
英単語を書いて暗記するのがNGな理由その一は、暗記するのに時間がかかるためです。
まず、高校受験、大学受験、英検準一級合格に必要な英単語量について下に書きました。
高校受験に必要な英単語 : 1500~2000単語
大学受験に必要な英単語 : ~6000単語
英検準一級合格に必要な英単語 : ~7000単語
受験や資格試験のために暗記しないといけない量って….実は膨大です。
英単語を書くやり方で、~6000単語を覚えるのは非常に時間がかかりますし、エネルギーもたくさん消耗します。
英単語を書いて覚えると、たくさん時間がかかり、エネルギーもたくさん消費する。
これを繰り返すと
英語=きつい
という認識となり、英語が嫌いになっていきます。
英単語を書いて暗記するのがNGな理由その二。
書いて覚えるようとすると、発音を覚えることに意識が向かなくなるから。
英単語を分解すると、
・発音
・意味
・スペル
に細分化されます。
この中で暗記の優先度が高いのは発音と意味です。
英語は言葉です。言葉の学習なのに、スペルの暗記に意識を割かれ、音を覚えないのは本末転倒。
近年の大学入試や高校入試を見ても、スペルを書かせる問題は多くはありません。
スペルを書かなくていい試験が多いのに、一番大変なスペル暗記に労力を割く必要はありません。
ちなみに、スペルは〇〇をマスターすると音を聞いただけで大体書けるようになります。
間違った英単語暗記法が蔓延しているのには二つの理由があります。
ちょっと失礼な言い方になってしまいますので、先に謝ります。
① 学校の英語の先生が英単語の正しい覚え方を知らないのに、「書いて覚えなさい」と生徒にいう
② 保護者の方が学生だった頃の誤った英語勉強法を子供たちに伝えてしまう
実は、この二つが大きな原因なのです。
中学校・高校の英語の先生のTOEICの平均点が990点満点中、500~600点台と言われています。
そして、英語が話せる先生が少ないのも実情としてあります。
学校の英語の先生は、英文法指導のプロではありますが、英語教育や英語のプロではありません。
当塾にご相談いただく生徒たちに、
「誰に英単語の覚え方を教えてもらったの?」
と尋ねると…
100人が100人…
「学校の先生、前の塾の先生」
と答えます。
先生という肩書きを持つ大人が、〇〇しなさい
というと、生徒たちは信じてしまいます。
子供たちが英単語暗記に苦手意識を覚えるのは仕方のないことかもしれません。
特に近年は、教員志望の学生が減ってきて、教員採用試験でさえ、定員割れをする時代になりました。
あえて角の立つ言い方をすると…
英語を教える学校の先生の質もどんどん下がる可能性がある
ということを容易にする推測することができます。
教員の知り合い曰く、
「10年前と比べて、今は教員採用試験も簡単になってきて…人格的に問題がある人たちも先生になっている…教師の質による教育格差が広がりそう…」
とのことです。
学校に行くと子供たちは担任の先生や教科の先生を選ぶことはできません。
でも、学習塾に通塾する子供たちは講師を選ぶことができます。
学校ではない、教育の場を今まで以上にきちんと選ばないといけない時代になりそうですね。
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