先生。英単語のスペルを覚えるのが苦手です。何回書いても覚えれません。
発音では覚えていません。例えばなんですけど、orange(オレンジ)という単語の場合は、オランゲ(o・ra・n・ge)とローマ字読みで覚えています。
多くの中学生は英単語を覚えるときに、正しい発音でははなくて、ローマ字読みで覚えていますよね。現に、私が中学生の時は最初の方はローマ字読みで覚えていました。例えば、baseball(野球)はバセバル(ba・se・ba・ll)のように(笑)
あー私も野球はバセバルで覚えました。覚えやすいですよね。ローマ字は小学生の時に習ったし、英語の発音よくわからないし、定期テストではつづりを問われる問題もあるので、それでおぼえてしまいます。
最初の方はそれでいいかもしれません。が、、高校入試はリスニングセクションもあります。英単語の音をローマ字で覚えてしまうと、英単語の正しい音と自分で認識している音のギャップが大きすぎて、全くリスニング問題が解けないという現象に陥ります。さらに、高校入試は私立の問題でよく発音問題が出題されます。そして、何より、高校、大学生になって苦労しますよ。
ローマ字で読みで覚える方が楽です。なんでローマ字で覚えるのはダメなのですか?
比較的習う単語数が少ない場合はローマ字読みでも単語を覚えられます。が、高校、大学となると単語数が何倍にでも膨れ上がり、綴りを覚えるのにも、発音を覚えるのに限界がきます。ですので今のうちに、ローマ字で覚える癖を修正しましょう。もちろん、定期テストの際はローマ字で覚えても構いませんよ。
では発音も綴りも覚えられる単語の覚え方ってありますか?
私は高校生の時に、英語耳という書籍で発音を勉強しました。その時に初めてphonics(フォニクス、フォニックス)を学び、それ以降、、綴りが覚えやすくなりましたし、発音も向上しました。
フォニックス?ってなんですか?フェニックスなら知っています。不死鳥ですよね?
不死鳥ではなくて、フォニックスです。ではフォニックスとフォニクスについて学んだ方がいい理由について説明して行きますね。
フォニックスとは?
フォニックとは、英語の発音のルールのことを指します。英語ネイティブ圏ではアルファベットと同時にフォニックス(アルファベットの発音のルール)も習うと言われており、英語の発音にとって非常に大切なルールです。
では、まずフォニックスについての理解を深めるためにこちちらの動画を見てみましょう。
こちらのフォニックスの動画をみてみると、
例えばアルファベットのAの場合、
A(エイ)と発音されておらず(a:ア)と発音されているのがわかると思います。
Bの場合は、
B(ビー)とは発音されずに(b:ブっ)と発音されています。
単語の例をあげましょう。
例えば、baseballという単語の場合
アルファベット読みのように、
ビエイエスイービーエイエルエル
とは発音されず、
ベースボールと
フォニクス読みで発音されます。
みなさんが中学校で覚えるアルファベットの音と、実際に発音される音では違いがあるのです。
こちらのフォニックス一覧表をみると、私たちが習う音とフォニックスの音に大きな違いがあることがわかりますよね。
そうなんです。先ほどもお伝えしたように、、英語にはフォニックスと呼ばれる発音のルールがあり、これは今日の日本の英語教育では習いません。(小学生でちらっと触れる程度です。)
フォニックスを覚えると英語の音のルールがある程度わかっているため、英語の綴りを音で覚えれるようになります。(ローマ字で覚えなくても、音を聞いただけで文字起こしがある程度できるようになります。)
音である程度綴れるスキルは非常に便利ですので、中学生のうちに身につけておいて損はしません。
この記事を読んでいる中学生のみなさんはフォニックスを覚えてみませんか?
フォニックスの学習方法
中学生のみなさんはフォニックスのルールをこと細く覚える必要はありません。アルファベットをみて、確か、このアルファベットは〇〇と発音されるよね?くらいの認識でいいです。
では、実際にどのようにしてフォニックスを覚えるのかと言いますと、、
アルファベットの歌のフォニックスバージョンを歌い覚えるだけです。
みなさん、アルファベットの歌は知っていますよね?abcdefgのやつです。
あの小学生の時に歌っていた。
実はそのフォニックバージョンがあって声に出して覚えればいいのです。
この動画で覚えてもいいかもしれません。(いろんなアレンジがあるため、好きなフォニックスソングを用いればいいかと思います。)
実際問題、テストに出ませんし、英語の音声学等を勉強しない限りは出てきません。ですので、ルールを丸暗記する必要はないです。安心してください。
しっかりと勉強したい生徒は、
(小学生以上)
アマゾンでフォニックスと検索すれば、たくさんフォニックス教材が出てきますので、そこから選べばいいかと思います。ちなみに私は、上の二つの教材をやり込みました。
フォニックスを学んでよかったとこと
高校生の時に、英語耳という教材を使い発音のルールを学び、その後、いくつかの発音教材を使って音について学んだり、シャドーイングやオーバーラッピングなどの英語勉強法を用いて勉強してきました。
フォニックスを学んでよかったことは、
- 音で綴り(つづり)を書けるようになること
- リスニングが聞き取りやすくなったこと
- 海外の人から発音を指摘されることが少なくなったこと
- 学校の先生に発音を褒められるようになったこと
- 発音で恥ずかしい気持ちになることがなくなったこと
- 他の日本人に外国人に間違われるようになったこと(これはデメリットでもある)
などがあります。
最後の項目は半分ネタですが、、実際にフィリピンの語学学校で英語を勉強していたときに同じ日本人の人から台湾人と間違われていました。(数え切れないほど)
このことから、フォニックスを学ぶことで日本人らしくない英語の発音を獲得できるのはもちろんのこと、様々な面で役に立ってきます。
中学生のうちで、フォニックス、発音のルール等で恩恵を受けることはあまりありませんが、将来的に非常に生きてきます。
中学生のうちから、フォニックスを覚えておきましょう。