はいちの楽しくなる数学中一をレビューしてみた(結論:どの中学生にもおすすめ)
中学生、高校生に圧倒的に支持されている教育youtuber葉一さん。なんとその総再生数は2億再生。この再生数からどれだけ葉一さんが支持されているのかがわかります。
長々しい説明よりも
- 短時間
- 簡潔(ポイントだけ)
- わかりやすい
これを意識した説明の方が理解しやすい
ということが葉一さんの授業を聴講してわかりますね。
教育系youtubeの第一人者として知られていますが、現在もyoutube、メディアを中心に活動されています。そんな葉一さんですが実は教材も執筆されていたんです。
三ヶ月前から私自身葉一さんのことを知りまして、教材も購入しました。
圧倒的な知名度をほこる葉一さんの書籍。
気になる人も多いのではないでしょうか?
本記事では、
- 葉一さんの書籍を購入するか迷っている
と思っている中学生、保護者さんに向けて、教材レビューしてみました。
結論:数学苦手族におすすめな書籍
レビュー記事をつらつら書いていこうかと思いきや結論から申し上げますとはいちの楽しくなる数学という教材は、
葉一さんのyoutubeをみながら数学を勉強したいと思っている中学生
予習をしたいと思っている中学生
数学が苦手な中学生
数学に苦手意識がある中学生
に特におすすめです。
では、なぜ上に挙げたよな生徒におすすめなのか。
それについてつらつらーと説明します。
①葉一さんの動画と連結しているため
実はこの教材、youtubeに投稿されている葉一さんの動画とそれぞれの単元がリンク付けされていて、ページにあるQRコードからyoutubeへとぶことができるんです。
(出典:はいちの楽しくなる数学中学一年)
著作権の問題もありますので、少しぼかして一ページだけ引用しました。
まず、右上をみてもらうとQRコードがあるのがわかります。ここのQRコードからはいちさんのyoutube動画にとぶことができます。
これまでの参考書は例題を読んで、例題を解いて演習問題を解く
というやり方が参考書を進めるうえで定石でした。
しかし、本書籍を購入するとはいちさんの説明をyoutubeで聞きながら問題に取り組むことができるんですね。
教科書や参考書を読んでいるうちに、つい文章を目で追っているだけになっていませんか。この本は、授業動画を使って勉強できるまったく新しい参考書です。
YouTubeチャンネルとある男が授業をしてみたでおなじみ葉一(はいち)先生による本格的な動画授業をいつでもどこでも受けることができます。全国の中学生からいちばん評価されている授業動画なので、わかりやすさは折り紙付きです。動画だけでは復習するのに時間がかかります。この本では、大切なポイントをわかりやすくまとめてありますので、さっと確認するのにも便利です。さらに、チェック問題や練習問題も載せてあるので、力試しもできます。(紹介文)
書籍紹介文にもある通り、QRコードで動画にとんで、動画をみながら数学を学習できるのは画期的ですね。もう塾要らずじゃないですか笑。
このような理由から、はいちさんの動画をみながら数学を学習したいと思っている中学生にはおすすめです。
②例題とその解説がわかりやすい
本書籍は、
- 例題がある
- 例題がきちんと解説してある
- 例題に補足説明が多い
- レイアウトが綺麗
などのような特徴があります。本書籍から一ページ抜粋したページをみていただけるとわかりますが、細かく例題が説明してありますよね。これくらい詳しく丁寧に例題が解説してあれば、まだ習ったことがない範囲を学習するときも非常に進めやすいと思います。
もし、例題をみてよくわからなければQRコードよりyoutubeの動画に入り、動画を視聴しながら予習ができます。
検定教科書は導入部分が長い、丁寧に解説しすぎてあるため要点が掴みにくく、検定教科書での予習はなかなか難しいです。本教材は例題から入っているため、要点もしっかりと捉えやすい構成となっています。
あとやはりレイアウトが綺麗なところがいいですね。
高校生、大学生、社会人になると正直、参考書のレイアウトはあまり気になりません。でも中学生の時はレイアウトがきちんとしてあった方がいいです。色がしっかりとつけてあった方が、
- どこが解説なのか
- どこが重要なのか
わかりやすいですし、白黒の参考書は最初抵抗があります。
そういう観点でいる、ある程度のレイアウトがあった方がいいですね。
③葉一さん流の解説が満載
本書を読んでいて一番面白いなと思うところが、葉一さん流の解説、説明が散りばめられていて、普通の数学参考書ではみられない解説方法で解説してあったりします。
例えば、
交換法則
中一の最初で交換法則というものをならいます。
多くの参考書は
a + b = b + a
と表記してあります。中学一年生の一番初めの方に文字式でこのように説明されてもわかりません。(実は三週間前に先取り学習をしている新中一の生徒に交換法則の意味がわからないと質問されました。)
でも、本書籍では、
交換法則:7 + 2 = 2 + 7のようにできる
と数字で説明してあります。
検定教科書も、ワークも
文字式で説明してあるのに対して、本書籍は数字を使って説明をする。
その学年のレベルに合わせた解説の方法をすることが生徒の理解を促す上では非常に大切です。
方程式の利用(速さ、道のり、時間)
一次方程式、連立方程式、関数の分野でよく出題され、かつ多くの中学生が苦手としている速さ、道のり、時間に関する問題。
よくある参考書では、これらの解説を方程式だけつらつら書いて解説されてあります。
本書籍は、表を用いて道のり、時間、速さを整理する方法が解説してあり、この分野が苦手な中学生にも理解しやすい工夫がなされています。
④演習量が少ないため、圧倒されない。
演習量が多くて、圧倒されやる気を失ったら勉強の意味なし。
参考書は演習問題数が多いと良い参考書だとみなされがちですが、そういうわけではありません。演習量が多くても参考書を使う側が解かなければ無用の長物になてしまうのです。
もちろん、演習数は多い方が練習にはなりますが、、それは勉強が得意な生徒の場合。
まとめ
- 本書の特徴
- おすすめの生徒
- おすすめだと思うポイント
を書いてきました。
いかがだったでしょうか?
本の少しでも本書の魅力が伝わればいいなーと思います。