【経営者・現役塾講師が教える】理系と文系の選び方
大牟田・福岡で英語塾・個別指導進学塾・有明高専専門の学習塾を運営しているきただです。
以前、塾生からこのような相談をいただきました。
▼ 相談内容
「自分が理系か文系かどちらに向いているのかわからない。どっちを選べばいいかアドバイスが欲しい」
学校によって、進学校は高校2年生から理系コース、文系コースに別れます。大学受験も国立大学、私立大学に進学するにせよ、理系の学部・文系の学部では受験科目が違います。
理系と文系...
どちらを選ぶで将来の選択肢が変わってしまうので、理系・文系の選ぶ方について執筆しました。
① 専門職に就きたいという目標があるなら専門職の道に進める学部を選ぶ
まず将来、専門職に就きたい高校生は、その専門職に着くことができる学部を選択する必要があります。
▼ 専門職の例 ▼
・医学部→医師
・薬学部→薬剤師
・歯学部→歯科医
・心理学部→臨床心理士・公認心理士
・教育学部→教員 (教員の場合は教職課程を履修する必要があるため、教育学部以外でも規定の過程を終了すれば教員になれます)
専門職に就きたい場合は、専門職につける学部をきちんと調べて文系・理系の選択をするようにしましょう。
② 理系に進学できるなら理系の方がおすすめ
専門職のキャリアを考えていなくて、理系・文系に悩んでいる高校生は、理系に理系にいけるなら理系に行ったほうが絶対いいです。では、その理由について解説しましょう。
① 理系出身だと、エンジニアや品質管理、研究職などの理系職にも、企業の企画営業、経理、財務などの文系職の両方に就くことができる。文系出身だと、エンジニアや品質管理、理系の研究職に就くのが非常に難しい。
② 理系の学部だと研究活動やレポートが忙しくて、プレゼン能力などが鍛えられる。文系の学部だと、授業数が少なく自由な時間が多いため、多くの学生が遊びに走ってしまう。
③ 文系の学生だと、自分で目標を立てて頑張れる人ではないと、大学4年間を活用することが難しい。理系の学生だと目標がなくてもある程度、レポートや研究活動の場で鍛えられる。
※ 学生時代の留学コミュニティーで出会った友人は文系学部でしたが、国際協力やNGOなどの活動に携わっていて、5大商社や大手自動車メーカー、大手広告代理店、大手薬品メーカーに内定をもらっていました。
文系学部に行って、自分の時間を有効に使うのは上記のような学生だと思います。ただ、この手の学生は10%もいないかなと思います。
ただ、理系の学部のデメリットが1つあって、忙しすぎて、企業へのインターンシップなどの時間がなかなか捻出することができないこと。
大学に行ったら、インターン活動や国際協力、世界一周をやるぞと決めている学生は文系の学部の方がいいかと思います。
大切なことは自分で自分をラベリングしないこと
文系選択や理系選択、職業選択において重要なのは、自分を自分自身でラベリングしないことだと思います。
「自分は文系だから、理系にはいけない」
「理系の学部に行ったから、営業の職にはつけない」
〇〇だからできない
と思うのは、自分自身の選択肢を狭めます。
やらない後悔よりもやって後悔の方がよほど有益です。
数学が苦手でも理系の学部にいきないなら
挑戦してみる
理系出身だとけど、起業したいなら
とにかくやってみる
が大切ですね。
結論として、
理系にいけるなら理系がいいな
と思います。