習い事をたくさんやらせるデメリットとは?
大牟田市で完全個別指導・少人数個別指導の英語塾・進学塾・有明高専生専門塾を運営しているきただです。
「ピアノが脳にいいと聞いたから我が子に習わさなければ」
「英語の時代だから英会話教室に習わないといけない」
お父さん・お母さんが子供たちが将来、社会で活躍できるようにと願いを込めて習い事に通うわせる気持ちは大変よくわかります。
習い事を通して、自身の才能が発掘できれば、将来輝ける可能性が高まりますよね。
やらせることで何かしらの才能を発掘できる可能性だって上がります。
一方でデメリットもあります。
本記事は習い事をさせるデメリットについて解説しました。
※ これまで450人以上の学習指導や300名以上の就活支援などに関わってきた経験があるきただの意見です。
① 他責思考になる
たくさん習い事をさせる弊害の一つに他責思考になる可能性がある
が挙げられます。
他責思考とは、一言で言うと"人のせいにする"思考のことです。
つまり、
"通えば上達する"
という思考に陥ってしまいます。
あくまでも、習い事の場所はその道のプロから最短で伸びるやり方を教わる場所です。
プロが伸ばしてくれるのではなく、自分で練習をして自分で上達していくのです。上達させる上で、たくさんアドバイスや方法論をお伝えしていますが、実行するかは本人次第です。
例えば...野球部に入ったとして...全く練習しなかったら上達しないですよね。
有名な言葉に、
馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない
というのがありますが...まさにその通りだと思います。
② 選択と集中ができなくなるかも?
何か成果を残そうとしたら"選択"と"集中"が大事です。
部活で成果を残す、学習面で成果を残す、仕事で成果を残す
やらないことを決めて、やらなければならないことに時間を最大限投下するのです。
習い事をたくさんやると、たくさんの刺激を脳に与えることができるでしょう。
一方で、一度始めた習い事を長く通ってしまい、全てに対して成果を求めるようになります。
初心者のうちは、それで成果が出ます。
しかし、中級者・上級者になると、時間をかけても成果が出ないことの方が多いです。
成果が出にくくなったら、やらないことを決めて、やらないようにしましょう。
余った時間を集中するべき物事に投資しましょう。
③ 研鑽する時間がなくなり中途半端な状態になる
結局のところ、物事を上達させるには自主練・自習が全てです。
例えば...塾に通うにしても、塾で勉強する時間はせいぜい週に3時間くらいです。毎日、家で一時間勉強したほうが成績は伸びます。
週に3時間、塾に通ったから成績はほとんど上がりません。
スポーツだとわかりやすいですよね。
部活に入っただけで週に1日3時間練習しても、上達しないですよね。
何かを上達させるには結局のところ、
上達具合=時間✖️行動の質✖️努力の方向性✖️才能
で決まります。
費やせる時間が増えれば、勝手に行動の質が上がります。努力の方向性は指導者が導いてくれます。
習い手が一番コントロールしやすいのは投下時間。
習い事の数が多くなって、伸び悩みは始めたら、やらないことを決めて時間を増やすといいかと思います。
何事もプロとコンがあります。すなわち、長所と短所があるわけです。
習い事もメリットだけではありません。きちんとデメリットがあることを念頭に習い事を選ぶと良いでしょう。