脳の働きが見えないのが学習指導の難しさ【成績を上げる難しさ】
大牟田市・オンラインで完全個別指導・少人数個別指導の英語塾・進学塾・有明高専生専門塾を運営しているきただです。
学習指導って...難しいんですよね...
だって、塾生が問題を解いている時に脳の働きが見えないですから...
どういう思考プロセスを経て、問題を解いているのかを視覚的に見ることができません。
例えば、スポーツだと、上手い下手を視覚的に理解することができます。
野球だとバッティングのフォームや投球フォーム
サッカーだと蹴り方
テニスだとラケットのスイングフォーム
誰が見ても上手な人とそうではない人は一目瞭然です。
そして指導者は視覚的に理解して、アドバイスをすることができます。
では、勉強の場合はどうでしょうか?
わからないところを教えることはある程度勉強をしていて、教えるのが苦手ではなければ誰でもできます。
私も学習塾には4つほど通っていましたし、学生時代に塾で4年間アルバイトしていました。基本的にはわからないところを教えるのが塾の仕事です。
ですので、わからないところを教える点に関しては学生アルバイトでも十分に務まるわけです。
しかし僕は、学習指導はそれだけではないと思っています。
成績を上げる、志望校に合格してもらうには
・日頃の勉強量
・勉強法
・学校での授業中の取り組み
・これまでの積み重ね
・依存性 (ドーパミン中毒...など)
・性格や気質
・暗記力
・理解力
・問題を解くスピード
・言語力
・知的推理力
・先天的なもの(遺伝的な能力、学習障害、知能指数etc.)
・問題を解くときの思考習慣
・お父さん / お母さんの子供たちへの接し方
・最適な学習カリキュラム
などを考慮して、学習指導をする必要があります。
少なくとも当塾では、上に箇条書きしたことを意識しています。
意識して指導はしているものの、生徒の頭の働きが視覚的に見えるわけではありません。
・日頃の取り組み
・問題の取り組むスピード
・理解力
・テストの結果
などを踏まえて、どういう脳の働きをしているのかを予想して指導をする必要があります。
心苦しいなと思うのが、勉強はしているけどなかなか成績に反映されていない生徒の場合です。
- 勉強のやり方が悪い
- 要領が悪い
- 授業聞いてないだけ
などの言葉で切り捨てすのは簡単なことです。
成績が上がらない場合にどんな要因があるのかを分析してアドバイスして実践してもらう...
脳の働きが見えないため、本当に難しい...
難しいからやり甲斐があるなと思います。