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集中力・記憶力・計算力はある程度暗記で鍛えられれる

2025年06月16日 塾生へ

きただ塾のきただです。

「うちの子は集中力が続かなくて…」

「計算に時間がかかってしまう」

「何度覚えてもすぐに忘れてしまう」

こうした声を、親御さんや塾生自身から聞くことはまあよくあることです。

これまで何百人と生徒を指導してきた立場からすると、

記憶力や計算力、集中力はある程度訓練(勉強)で鍛えれるものです。

脳の働きも筋肉と同じで、適切な負荷と繰り返しによって強化されるからです。

マラソンを42.195km完走するとして、一からこの距離を走れる人はいません。毎日のランニングの距離を伸ばして走れるようになります。

脳も同じで、ある程度…毎日勉強すれば自然とここら辺の能力はついていきます。

本記事では勉強時間を伸ばす以外にこれらの能力を高める方法について解説しました。

皆様のご参考になれば幸いです。

集中力は短時間の積み重ねで伸ばせる

集中力とは、「注意を一つの対象に向け続ける能力」。現代はスマホや動画など誘惑の多い環境の中で、この力が落ちやすくなっています。

当塾では、集中力が低いと感じる生徒には、まず5分間の集中トレーニングから始めます。問題を解く・単語を覚えるなど内容は自由ですが、「5分間だけ集中する」ことを目標にし、それを繰り返すことで脳が集中状態に慣れていきます。

慣れてくると10分→15分→20分と段階的に集中力が伸びていきます。これはまさに“集中の筋トレ”です。大事なのは、「長時間頑張ること」よりも、「短時間でも集中した状態を体験すること」。集中できたという実感を繰り返し持たせることで、自信にもつながります。

また、集中を妨げる環境要因を取り除くことも不可欠です。テレビやスマートフォン、不要な音など、注意をそらすものを学習空間から排除するだけでも集中の持続時間は改善されます。お子さんが学習に取り組むときは、学習専用の静かなスペースを設けることをおすすめします。

計算力は「スピード×正確さ」を意識

計算が遅い、ケアレスミスが多い生徒には、以下のようなシンプルなトレーニングが有効です:

  • 毎日決まった問題を短時間で解く(例:100マス計算)
  • 同じ形式の問題を反復する
  • ミスの原因を言語化して記録する

計算力とは、数学の才能ではなく、処理スピードとパターン認識の積み重ねで育ちます。たとえば、分数計算に弱い生徒は、分数の通分・約分の操作に慣れていないケースが多く、それを重点的に毎日繰り返すだけで劇的に改善することがあります。

特に中学生に多いのが小学生の時に計算のトレーニングが不足していて、四則演算があやしい…タイプです。中学生の学習内容は小学生の内容が土台となっています。

さらに、計算力を鍛える上で大切なのは「早く解く」よりも「正しく解く」ことです。スピードを求めるあまり、ミスが多くなっては意味がありません。最初は時間をかけて丁寧に、正確性を意識して取り組み、少しずつスピードを上げていくのが理想です。

また、「解き直し」は非常に重要です。1度解いた問題を何も見ずにもう一度解き直すことで、解法が定着し、計算力の土台が強化されます。自分のミスの傾向を分析し、それに合わせた対策を取る習慣をつけると、ミスの再発も防げます。

中学生がテスト後に、

「先生計算ミスが…」

と言いますが、計算ミスをミスで終わらせてはいけません。

計算ミスで終わらせていてはいつまで経ってもテストで計算ミスをします。

記憶力は「再生練習」と「時間差復習」で強化

記憶力はまず覚える回数を増やせば確実に上がります。

つまり、テスト勉強をきちんとしていれば自ずと記憶力は上がっていくのです。

その上で、「覚えられない」という悩みが多いです。

「覚えられない」という悩みは、実は「覚え方が間違っている」ことが原因であることが多いです。

記憶力は、理解と再現の繰り返しで強くなります。

  • 自分で一度覚えたことを“何も見ずに思い出す”再生練習
  • 1日後・3日後・1週間後という間隔で復習する“スケジュール復習”
  • 語呂合わせやイメージ記憶などの“関連付け”記憶法

これにより、記憶の定着率が大幅に向上します。

特に「自分で説明できるかどうか」を確認するのは、理解と記憶の両面に効果があります。「わかったつもり」で終わらず、実際に口に出して説明したり、自分にテストを課したりすることで記憶の定着の確認をすることができます。

暗記もコツがありますので、毎回の試験勉強で限界まで覚えるようにしていれば短時間で暗記できるようになります。

まとめ:能力は育てるもの

集中力・計算力・記憶力のいずれも、「持っているかどうか」で語られることが多いですが、実際には「どう育てるか」がポイントです。適切な方法で継続すれば、誰でも確実に伸ばせる領域なのです。

当塾では、生徒一人ひとりの弱点と習熟度を丁寧に把握し、その子に合った方法で能力を伸ばしていきます。結果的に、学習効率が上がり、成績も着実に上向いていきます。

子どもたちにとって、学力は「才能」ではなく「技術」です。 正しいやり方と、少しの工夫、そして継続する勇気さえあれば、今どんなに苦手だと感じていることも、必ず克服できますよ。

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