【中学生でもわかる】英語の文型のお話。英語の文型は意外とシンプル
- 中二で習う文型が全くわからない
- 英語の文型だけがよくわからない
- 英語の文型、中学生が理解してくれない。どのようにして教えればいいのだろうか?
本記事は、上記のような悩みを解決するために執筆された記事です。
- 仮定法
- 5文型
は、高校から降りてきた履修範囲の中で特に、理解が難しいところなので、本記事で少しでも5文型の理解が深まると幸いです。
英語の5文型のお約束ごと
いきなり、説明するよりも二つのお約束ごとを理解していただいた後に、文型について学習すると理解がより速くなります。
S, V, O, Cの意味
まず、文型を学習をする上で覚えておかないといけないことは、S, V, O, Cのそれぞれの意味です。
S : 主語 (subjectの略)
文の一番初めにくるもの。~は、がの部分。
I am Yuki. の I の部分。
V : 動詞 (verbの略)
動作、状態を表すもの。主語の次にくる。
I am Yuki. の am の部分(be 動詞)
I play baseball. の play の部分(play部分)
O : 目的語 (object)
主に名詞、代名詞、名詞のカタマリ
I give him a letter の himの代名詞の部分・a letter の名詞のカタマリの部分
C : 補語 (complement)
形容詞や固有名詞になる場合が多い。
SVC では S=Cになるもの
SCOCではO=Cになるもの
補語に関しては、例文をたくさん使って説明をします。
副詞、副詞節は5文型の構成要素には含まれない
I often play the piano.
often :(副詞) よく、しばしば
副詞とは、動詞、形容詞、文全体を具体的に説明するものです。
例えば、上の例文だと、
playの前にoftenをもってくることで、playをもっと具体的に説明しているのです。
副詞、副詞句は文の要素にはなりませんのでご注意を。
では、文型についてそれぞれ説明します。
SV (文型の呼吸 一の型 SV)
文型の呼吸なんて言い方はしませんが、まあ、わかりやすいのでこんな言い方を私はしています。
本当は一文型といますので。
では、早速いくつかの例文をあげて説明しましょう。
I run. (走る)
I swim. (泳ぐ)
I go. (いく)
I talk. (話す)
これら全て
- SVの文
- 主語と動詞だけで完結する文
です。
SVは、動詞の後に名詞、形容詞がなくても英語として成立する。
これが一文型です。
I run in the park.
I swim in the sea.
I go to the park.
5文型において、前置詞や副詞は文の構成要素としてカウントしませんので、黄色のマーカーがついている部分は文の構成要素にはなりません。
副詞、前置詞以降、副詞句は文の構成要素ではないため、上の文は全てSVの文です。
SVC (文型の呼吸 二の型 SVC)
SVCは二文型といいます。
先にお伝えしておくと
SVCになるときは、SVCになる動詞が決まっています。動詞さえ覚えておけば、SVCはすぐに判断がつきます。
SVCにおいて、Cは形容詞、固有名詞、名詞(職業)になる場合が多く、S=Cの関係が成り立ちます。
I am Yuki.
私がゆきです。
私がゆきなので、I = Yukiの関係が成り立ちますよね。
She is happy.
彼女は幸せだ。彼女が幸せであるため、彼女と幸せな人は同一人物です。よってSVCです。
He become a baseball player.
彼は野球選手になった。彼と野球選手は同一人物ですよね。
よって、S=Cが成り立つため、SVCです。
SVO (文型の呼吸 三の型 SVO)
SVOは三文型といいます。
SVOが一番簡単。
だって、いろんなところでみますから。
I play baseball.
私は野球をします。
She made a cake.
彼女はケーキを作ります。
They can speak English.
彼らは英語を話すことができます。
このように、
主語 + 動詞 + 名詞のカタマリ
となるようなものはSVOです。
※動詞の後に、副詞や前置詞がきた場合はSVOではないので注意。
SVOO (文型の呼吸 四の型 SVOO)
SVOOは四文型と言われます。
これも、SVCと同様に、
SVOOになる動詞が決まっています。
(SVOOになる動詞は後で書きます。)
中二の文法で、
- give + 人 + もの (人)に...(もの)... 与える
- teach + 人 + もの (人)に...(もの)... 教える
- ask + 人 + もの (人)に...(もの)... 尋ねる
- show + 人 +もの (人)に...(もの)... 見せる、示す
の形を習います。
実は、中二で習う
動詞 + 人 +もの
がSVOOにあたるのです。
I gave him a letter.
手紙を彼にやる。
I asked him a question.
彼に質問をする
she teaches me English.
彼女は私に英語を教える
これら全部SVOOなのです。
下にある動詞は、SVOOを作ることができる動詞です。
SVOC (文型の呼吸 五の型 SVOC)
SVOCは五文型と言われます。
SVOCはO=Cとなります。
中学生で習うSVOCも、動詞が決まっています。
SVOCも動詞さえ覚えれば大丈夫!!
I called him Rex.
S V O C
私は彼をレックスと呼んだ。
彼とレックスは同一人物ですよね。つまり、O=Cの関係が成り立っているため、この文はSVOCとなります。
I made him angry.
S V O C
私は彼を怒らせた。
彼が怒っているので、O=Cが成り立っています。
I found this room wide.
S V O C
この部屋が広いとわかった。
この部屋=広い
ため、O=Cとなっています。
She named me Joy.
S V O C
彼女は私をジョイと名付けた。
私がジョイと名付けられたということは、私=ジョイ
つまり、O=Cが成り立っています。