研究留学の体験記①【トルコ留学準備〜奨学金申請編】
大牟田市・オンラインで完全個別指導・少人数個別指導の英語塾・進学塾・有明高専生専門塾を運営しているきただです。
最近、少しずつ留学の相談や留学したいと考えている塾生が増えてきているので、備忘録程度に留学体験記を執筆します。
留学の体験記が本ブログを見てくださっている皆様の何かしらのお役に立てればと思います。
僕が研究留学に行った期間は2019年5月~2020年2月で、2019年3月~2019年5月はフィリピンのバギオにある語学学校でIELTSの勉強をしていました。
本記事では、研究留学の時の体験を記事にしています。
研究留学の時の体験記を記事にするにあたり、昔の写真を見返しているのが、涙が出てきますね笑...
語学留学の体験はまた機会があれば、記事にしますね。
研究留学に行こうと思った経緯
高専2年生から英語の勉強を始めて、高専3年生のときには「将来は海外の大学院で研究したいな」と漠然とした想いがありました。その時から、海外の大学院進学や研究留学についてリサーチしていました。
結局、進学先は専攻科に決まったのですが...専攻科に行くなら1年くらい長期で留学したいなと考えるようになりました。
そこで、英語の先生に、「専攻科休学してワーキングホリデーしようかな。どう思います?」と相談したら、
「ワーキングホリデーで休学するのはもったいないから、インターンシップか交換留学か、その他の選択肢がいんじゃないの?あなた、英語はもう十分よ」
と言われ...
「どうしよう...」と考えていたところ、
研究留学の案が浮かび、
有明高専Cコースの大河平先生に研究留学の相談をしました。
※ 大河平先生は今も有明高専で教鞭を取られています。
▼ 大河平研究室HP
http://www.ce.ariake-nct.ac.jp/lab/okobira/index.html
高専の先生にサポートを受けて
Cコースの大河平先生に、
「先生、研究留学をしたいのですが...どうしたらいいですか?」
と尋ねしました。
そうすると...
「海外に何人か知り合いがいるから....韓国とドイツとトルコとポーランドなら紹介できるかもよ」
とご提案していただけました。
最初は、ドイツがいいかな〜とか考えていたのですが、
当時興味のある研究分野が水処理関係の研究だったのと、トルコの先生が日本で博士号を取得されていて、日本語が堪能なこと、トルコが親日国だったことなど...総合的に考えてトルコに行くことにしました。
ちなみに、
ドイツは錯体関係の研究、韓国は膜処理、トルコはブルーエナジーやRO膜関係の研究、ポーランドはプラズマ関係の研究だったかんと思います。
その後、大河平先生が、トルコのイズミルにあるエーゲ大学のNalan Kabay先生にコンタクトを取ってくださり、快く快諾してくださりました。
研究留学に行きたいと思い始め、留学先が決まるまでは数週間だったと思います。
▼ トルコエーゲ大学
https://ege.edu.tr/eng-0/homepage.html
「正式に留学することが決まったらまた連絡ちょうだい」
とのことでした。
奨学金に採択
留学先は決まったため、奨学金を探し始めました。
研究留学は自費です。ですので、多くの場合は奨学金か大学から給料をもらいながら研究留学をします。
僕の場合は、文科省がやっているTOBITATE留学JAPAN理系大学コースの奨学金に申し込みました。
TOBITATEに採択されると、
・留学準備金
・毎月16万 (国による)
が支給されます。
日本にある海外留学系の奨学金の中でとてもサポートが手厚い方の奨学金です。
採択倍率は申請コースにもよりますが、2倍から5倍ほどで、
・書類審査
・面接、ディスカッション審査
を経て、採択されます。
資料準備に1ヶ月かけ、無事に書類審査に採択され、面接も相性の良い試験官が担当だったため、無事に通過したのかなと思います。
試験官との相性は運ですので....
運が良かったなと思います。
▼ TOBITATE
https://tobitate-mext.jasso.go.jp/
奨学金に無事に採用されたため、
エーゲ大学のNalan先生に留学することを伝え、
Nalan先生が、学生寮を手配してくれました。
ちなみに、手配していただいた学生寮は入寮倍率がめちゃめちゃ高く、入寮するのが難しいと言われていたのですが...
すんなりと入寮が認められました。
海外留学するときに、滞在先が見つからないと死活問題になります。
ですので...
ホームステイなのか、寮なのか、アパートを借りるのか
入念に計画を立てて手配をする必要があります。
パスポートやビザ申請
留学する前の半年前に久留米のパスポートセンターでパスポートを申請しました。
トルコは3ヶ月以上留学する場合はビザが必要でしたので、大使館でビザを申請しました。
トルコはトルコ大使館が東京にしかなかったため、代理店を経由してビザを申請し、1ヶ月ほどでビザが受理されました。
トルコの場合は、長期滞在の場合...トルコ国内でイカメット(滞在許可書)を申請する必要があり、イカメットを申請するときは、研究室のメンバーに協力してもらい、無事に取得することができました。
飛行機も半年前に予約しました。
成田発のトルコ航空で12時間半のフライトでした。確か...片道9万くらいだったかなと記憶しています。
次の記事ではトルコ研究留学の全貌が明らかになります。
次に続く....