TOEIC不要論 [TOEICは使い方次第である]
- TOEIC勉強しても意味ないじゃ
- TOEICだけ勉強しても話せるようにならない
- TOEIC不要論がニュースになっていたけど実際のところどうなの
本記事は、このような疑問を解決するために執筆された記事です。
ここ最近、脳科学者の茂木健一郎氏が
TOEIC不要論と題して、
このような事態に発展しました。
TOEIC不要論なんて聞くと、
- TOEICを学習している人
- TOEICに挑戦したい人
は、
「TOEIC勉強して意味あるのだろうか?」
と疑問に思うことでしょう。
本日はこのTOEIC不要論に対して私の見解を書きました。
万能なテストなんて存在しない。
そもそもなぜTOEIC不要論なんて言葉が出てきたのか。
という話になりますが、
- 誰も彼もがTOEICの勉強をする
- 誰も彼もがTOEICの教材だけを用いて勉強する
- 高得点者でも話せない
- TOEIC至上主義になりつつある
という現状を受けて、
TOEICは安いので学習のペースメーカーになる
TOEICは今ある英語試験の中では、受験料がかなり安い方です。
有名な英語試験と受験料を並べてみました。
テスト・試験名 | 受験料 |
TOEIC L&R | 6490円 (10月より7810円に値上がり) |
英検一級 | 12,600円 |
IELTS | 25,380円 |
TOFLE | 約26,000円 |
受験料の高さから英検一級、IELTS、TOFLEはそうそう受験できるものではありません。
単純計算で、
TOEICに比べて
- 英検一球は2倍
- IELTは4倍
- TOFLEは4倍
の費用がかかります。
リッチな人ではない限りそうそう払えるような額ではないかと思います。
(学生なんてとてもじゃないけど払えないでしょう。働いている私でも無理です。涙)
TOEICは
- 企業に評価されやすい
- 受験料が他の英語試験に比べて安い
- 他の英語資格試験に比べて学習しやすい(2技能)
です。
しかも
点数の範囲も
10点から990点までと広く、
自分の現状が把握しやすい
というメリットもあります。
(英検も今は得点式ですが、昔は得点式ではなかったので現状の把握が難しかったです。TOFLEはわかりませんが、IELTSはバンド式なので自分の実力がTOEICよりもわかりにくいです。)
- 安い
- 学習がしやすい
- 現状の把握がしやすい
このような理由からTOEICは英語学習のペースメーカーになり得るのです。
就職・昇進のためと割り切るのもあり
TOEICは
- 安い
- 点数が上がりやすい
- 昇進・就職・転職でプラスになる
非常にコスパの良い英語試験です。
TOEICを受験する全員が全員、
- 英語を鍛えたい
- 英語が堪能になりたい
- 英語を話せるようになりたい
と思って受験しているわけではありません。
むしろ、半分以上の受験者は、
- 就活
- 昇進
- 転職
- 大学受験
- 大学院受験
のために受験しているのではないでしょうか?
TOEICを学習する理由が英語力をつけるため?というよりも、
就活・進学を目的とした場合、
- 英語が話せるようになりたい
- 英語が堪能になりたい
とは思わないのではないでしょうか?
そうなると、TOEIC不要論の背景自体が破綻してしまいます。
私はTOEICを就活、進学、昇進の手段と捉えて学習に励むのもありだと思います。
理想はいろんな方向性から英語力を上げていくこと
ここからはあくまでも私の英語学習に対する考えを書いていきます。
正直なところ、英語は英語を勉強したい人がするべきもので、無理して勉強するものではありません。
無理してやる以上に辛いものはありませんからね。
それを踏まえて英語は、
- 資格試験各種で4技能を効率よく鍛える
- 洋書を読んで世界観を楽しむ
- ポッドキャスト・youtubeの視聴
- 英語でプレゼンテーションをしたり、スピーチの暗唱をする
- ニュースや海外ドラマを視聴して生の表現を覚える
- 海外の友達や日本人の友達と英語で会話する
- 英語でエッセイや日記を書く
さまざまな角度や方向性から英語を鍛えていくことが最善だと考えます。
例えば、筋トレでは
- ふくらはぎ
- 太もも
- 腹筋
- 腹斜筋
- 胸筋
- 上腕二頭筋
- 体幹
- etc.
さまざまなトレーニングを通して、体のさまざま部位を鍛えます。
英語も同じで、一概に英語といっても、
- 速読力・速聴力
- 発音力、イントネーション、ピッチやリズム
- 正確に英文を読み・聞く力
- 正確に英文を話し・書く力
- 語彙力・イディオム力
- パラフレーズ力
- 文法力
- 英文情報処理力
- 生きた英語表現の知識
- 英語に対する語感力
- スピーキング時の流暢性・英文の複雑性
- 多量に英語を読めて・聞けるスタミナ
- 英語での議論力
- 英語でさまざまな文書を書く力etc.
から構成されています。(私はそう思っています。)
そうなると、単一的な方向からではなく、さまざなアプローチで英語という筋肉を鍛えていくしかないのです。
- 英語の試験に無意味な試験も勉強もありません。
- 英語は語学であり、語学学習に終わりはありません。
終わりがないから、一生学んでいられる。
それが語学です。
正直私も、
- 終わりがなく、いつまでも学んでいける
- 学ぶ楽しさにいつまでも浸っていられる
変態的な考えだとは思います。
英語を一生学ぶという考えは共感を得にくいかもしれません。
でも、
- 学習する
- 学ぶ
とは地球内生命体の中でヒトにだけ与えられた特権です。
それを活用しないなんてもったいない。
それが私の考えです。
段々と話のベクトルが逸れたので、今日はこの辺にします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。