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ドーパミンデトックス(Dopermin Detox) 中高生が成績を上げるためのスマホ・ゲーム・YouTubeとの向き合い方

2024年09月19日 塾生へ

大牟田市・オンラインで少人数個別指導・完全個別指導の英語塾・進学塾・有明高専生専門塾を運営しているきただです。

たまには長文記事を出したいなーと思い、記事を執筆しました。

中高生にとって、スマホやゲーム、YouTubeは欠かせない日常の一部です。友達と連絡を取り合ったり、ゲームでストレスを発散したり、YouTubeで好きな動画を楽しんだりと、デジタル機器は大きな役割を果たしています。

しかし、その一方で、スマホやゲームの使用が過剰になると、勉強に集中できなくなり、成績が下がることも少なくありません。


この記事では、ドーパミンデトックスという手法を活用し、スマホやゲームとのバランスを保ちながら勉強に集中するための具体的な方法を紹介します。

ドーパミンはデトックスはできません…脳内にとって大切な物質ですからね。

「ドーパミンデトックス」という言葉を初めて聞く方もいるかもしれませんが、分かりやすく解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてください。

スマホやゲームが集中力に与える影響とそのメカニズム


スマホやゲームは手軽に楽しめて、気軽にリラックスできるツールですが、それらを長時間使いすぎることで集中力にどのような影響があるのか知っていますか?

まずは、スマホやゲームが脳に与える影響と、それがどのように集中力を妨げるのかについて解説します。

スマホやゲームによるドーパミン分泌のメカニズム


スマホやゲームを使うと、私たちの脳内では「ドーパミン」という物質が分泌されます。ドーパミンは「快感ホルモン」とも呼ばれ、楽しさや喜びを感じたときに分泌される脳内物質です。たとえば、ゲームで勝利したり、SNSで「いいね」をもらったり、YouTubeで面白い動画を見たりすると、ドーパミンが多く放出されます。


このドーパミンが出ることで、脳は「楽しい!」と感じ、さらにその活動を続けたいと思うようになります。しかし、ここで注意が必要です。

ドーパミンが過剰に出すぎると、脳はもっと強い刺激を求めるようになり、普通の活動(例えば、勉強や読書)が退屈に感じるようになってしまうのです。

結果として、勉強に集中することが難しくなり、成績にも悪影響を及ぼすことがあります。

このドーパミンが出る仕組みを脳の報酬系と言いますが、脳の報酬系が正常に上手く働くなくなり、努力ができないようになる子供たちが増えてるのでは?と非常に危惧しています。

過剰なドーパミン分泌が勉強に与える悪影響


ドーパミンは適量であればやる気を出させる役割を果たしますが、スマホやゲームを長時間使い続けることで、過剰な量が放出されると逆効果になることがあります。

たとえば、ゲームを何時間もしていた後に、急に勉強を始めようとすると、勉強がつまらなく感じたり、集中できなかった経験がある人もいるかもしれません。

これは、ゲームの強い刺激に脳が慣れてしまい、ドーパミンが多く放出され続けた結果、普段の勉強では脳が満足できなくなってしまうためです。

その結果、勉強中でもスマホを見たくなったり、ゲームをやりたいという衝動が起こり、勉強の効率が下がってしまいます。このような状態に陥ると、何時間勉強しても内容が頭に入らなかったり、勉強時間が無駄に感じられることがあります。

脳をリセットするドーパミンデトックスとは


ここで役立つのが「ドーパミンデトックス」です。ドーパミンデトックスとは、簡単に言えばスマホやゲーム、YouTubeなどの強い刺激を一時的に控え、脳をリセットすることを目的とした方法です。

脳が強い刺激に依存しないようにするため、スマホやゲームを使う時間を減らし、自然な集中力を取り戻すための手法です。

例えば、1日または週末にスマホやゲームを一切使わない「デジタル断食」を行うことで、ドーパミンの過剰分泌を抑え、脳がリラックスした状態に戻ります。

最初はスマホやゲームを使わないことに不安を感じるかもしれませんが、時間が経つと、逆に集中力が高まるのを実感できるはずです。

ドーパミンデトックスを活用した集中力改善の具体的な方法


では、実際にドーパミンデトックスを始めるにはどうすればいいのでしょうか?ここでは、具体的なステップと集中力を改善するための方法を詳しく説明します。少しずつ取り入れて、自分に合ったペースで進めていきましょう。

ドーパミンデトックスの基本的な取り組み方


ドーパミンデトックスを始めるためには、まずスマホやゲームの使用時間を意識的に減らすことからスタートします。

いきなりすべてのデジタル機器を使わないのは難しいので、最初は1日1時間、スマホを使わない時間を作ってみましょう。この時間を、読書や散歩、勉強に使うことで、スマホやゲームがなくても楽しめる活動に慣れることが重要です。


次に、週に1回「デジタル断食の日」を設けるのも効果的です。

この日は、スマホやゲームを完全にオフにして、家族や友達との時間や趣味に没頭する日としましょう。こうすることで、デジタル機器に頼らない時間を増やし、脳が再び自然なペースで集中できる状態に戻ります。

ちなみに、僕は1日中機内モードにしていて、使う時だけ機内モードをONにしています。

電源切ってもいいのですが、それだと不便すぎますからね…

集中力を高めるためのデジタル断食のステップ


デジタル断食を成功させるためのステップは、徐々にスマホやゲームを使う時間を減らしていくことです。例えば、まずは週に1日だけスマホを使わない日を作ることから始めてみましょう。

この日は、スマホやゲームを使わずに、勉強や友達との遊び、スポーツなどに集中します。スマホが手元にないと不安になるかもしれませんが、その不安は次第に薄れていきます。


さらに、スマホの通知をオフにすることで、普段の勉強中に気が散らない環境を整えるのも効果的です。通知があると、どうしても気になってスマホを確認したくなりますが、通知がなければその衝動も抑えやすくなります。

実践者の成功事例や経験談


実際にドーパミンデトックスを実践した学生の例を紹介しましょう。

ある学生は、試験前の1週間、毎日1時間だけスマホを使わない時間を作りました。最初はその1時間が長く感じられましたが、数日経つと次第にその時間を読書や勉強に使うことが楽しくなってきたといいます。

その結果、試験に集中して取り組むことができ、成績も向上しました。このように、少しずつスマホやゲームの使用時間を減らしていくことで、無理なく集中力を取り戻すことができるのです。

中高生に適したスマホやゲームとのバランスを取るための実践方法


スマホやゲームは現代の生活には欠かせないものです。しかし、適度なバランスを保ちながら使用することが重要です。この章では、スマホやゲームを上手に使いながら勉強の時間を確保するための方法を紹介します。

スマホやゲームの使用時間を管理するツールの活用法


スマホには、使用時間を管理するための便利な機能が備わっています。たとえば、iPhoneには「スクリーンタイム」、Androidには「デジタル・ウェルビーイング」という機能があります。

これらを使うことで、1日にスマホを使った時間を把握したり、特定のアプリの使用時間を制限したりすることができます。
こういったツールを使うことで、自分がどれくらいスマホに時間を使っているのかを知ることができ、適切な時間管理がしやすくなります。

スマホの使いすぎに気をつけ、時間を有効に使うための第一歩として、これらのツールを積極的に活用してみましょう

「ご褒美」ルールを取り入れたスマホ使用の工夫


スマホやゲームの使用時間を完全にゼロにするのは現実的ではありません。

そのため、「ご褒美」ルールを取り入れるのが効果的です。例えば、1時間勉強をしたら10分間だけスマホを使う、といった具体的なルールを作ることができます。この方法は、勉強の合間に短い休憩を取ることで、集中力を維持しつつ、スマホの使用も適度に楽しめるというメリットがあります。


こうしたルールを守ることで、スマホの使い方にメリハリをつけ、無駄な時間を減らすことができます。

スマホやゲームを利用して学習効果を高める方法


スマホやゲームは勉強の邪魔になるだけでなく、逆に学習ツールとしても活用できます。たとえば、YouTubeには教育系の動画が数多くあり、数学の解説や英語のリスニング練習などを楽しく学べるコンテンツが充実しています。こうした教育系動画やアプリを利用することで、スマホを使いながらも勉強の効率を高めることができます。


また、ゲームの中には脳トレやクイズ形式で知識を身につけるものもあります。

スマホをただの遊び道具ではなく、学習の一環としてうまく活用することができれば、学びと楽しさのバランスを保つことが可能です。

親ができるスマホ依存改善のためのサポート方法


子供がスマホやゲームに依存してしまうと、親としてどのようにサポートすればよいか悩むことも多いでしょう。この章では、親ができる効果的なサポート方法を紹介します。

スマホ依存を改善するための親子間でのルール作り


子供がスマホに夢中になりすぎていると感じたとき、スマホを強制的に取り上げるのは逆効果になることが多いです。大切なのは、親子で話し合い、スマホの使用ルールを一緒に作ることです。例えば、食事中はスマホを使わない、勉強時間中は通知をオフにする、といった具体的なルールを子供と一緒に決めることで、子供自身が納得してスマホの使い方を見直すことができます。

親がロールモデルとなるデジタル機器の使い方


子供がスマホに依存しているとき、親自身の行動も大切です。親がスマホを常に手にしていると、子供もその行動を真似してしまう可能性があります。

親がスマホを使う時間を自分で管理し、子供に適切な使い方を示すことで、子供もスマホの使い方を見直すきっかけになります。親がロールモデルとなって、デジタル機器と健康的に付き合う姿勢を示しましょう。

親子で取り組むデジタルデトックスの方法


家族全体で「デジタルフリーデー」を実践するのも効果的です。例えば、週に1日は家族全員がスマホを使わずに過ごす日を設けてみてください。

この日は、家族で一緒に出かけたり、ボードゲームやスポーツなど、デジタル機器を使わないアクティビティを楽しむ時間とします。

これにより、子供もスマホから距離を置くことができ、家族の絆も深まります。

成績を向上させるための集中力向上と自己管理のポイント


成績を向上させるためには、スマホやゲームとの付き合い方だけでなく、自己管理や集中力を高めるための工夫が重要です。この章では、集中力を持続させ、効率的に勉強するための方法を紹介します。

ポモドーロテクニックを使った集中力持続の方法


ポモドーロテクニック」は、短い集中時間と休憩を繰り返すことで、集中力を長時間維持するための効果的な方法です。具体的には、25分間の勉強に集中し、その後5分間の休憩を取ります。

このサイクルを繰り返すことで、集中力を保ちながら、スマホやゲームを適度に楽しむことができます。休憩時間にスマホを使ってもOKですが、勉強中は必ずスマホをオフにすることが大切です。

自己目標設定を通じたモチベーション維持の方法

勉強に対するモチベーションを保つためには、具体的な目標を設定することが大切です。

例えば、「数学の問題集を10ページ進めたら10分間ゲームをする」といった小さな目標を立て、それを達成したら自分にご褒美を与えるルールを作ることができます。このように目標を設定することで、勉強に対するやる気が高まり、長続きしやすくなります。

スマホ依存を改善しつつ成績を上げた成功例の紹介


ある中学生は、スマホを使う時間を1日1時間に制限し、ポモドーロテクニックを取り入れることで、集中して勉強する時間を増やしました。

その結果、短期間で成績が向上し、スマホの使い方に対しても自信が持てるようになったと言います。無理にスマホをやめるのではなく、適度に使用しながら勉強の時間をしっかり確保することが重要です。

まとめ


ここまで、ドーパミンデトックスを活用してスマホやゲームとの付き合い方を見直し、成績を向上させるための具体的な方法を紹介してきました。

スマホやゲームとのバランスを取りながら勉強に集中する方法


スマホやゲームは日常生活の楽しみの一部ですが、適切なバランスを保ちながら使うことで、勉強にも集中でき、成績の向上が期待できます。ドーパミンデトックスを取り入れて、少しずつスマホ依存を減らし、集中力を取り戻しましょう。

スマホを完全にやめる必要はありませんが、上手に使いながら勉強の効率を高める工夫が必要です。

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