中学数学の勉強法(数学ができるようになるには)
まずはバイアスを捨てろ
バイアス(bias)とは偏ったものの見方のことは指します。偏見や、かさ上げなどを意味し、本記事ではバイアス=偏ったものの見方(先入観が入った)と定義しています。
数学を勉強する際に、
- 自分は数学が苦手なんだ
- 数学なんて嫌いだ
- 自分は数学の才能がないんだ
- これまで数学でいい点数を取ったことがない
などのバイアスや経験があるとどうしても数学を好転的に捉えることができず、数学に対してネガティブな感情や認識を持ってしまいます。このネガティブな感情や認識を持ったまま、数学に取り組んでも上達しません。
ですのでまずは、数学が苦手と思い込んでいるのは自分の思い込みなんだ
ということを認識してください。
授業をしっかりと聞く
数学に対して苦手意識が消えた中学生は、学校の授業をしっかり"聞く"ということをしましょう。苦手意識があると、授業を聞いているつもりになっていて実はしっかりと聞けていません。
- わからない
- 面白くない
このようなネガティブな気持ちや苦手意識は学習の邪魔をするのです。
自分の中の苦手意識が消えた状態で、始める授業を聞くということができるようになります。
中学校の先生は、しっかりと原理等をゆっくりと説明してくれる傾向にあるため、定義や原理等の説明にもしっかり耳を傾けましょう。
定義や原理が頭の中に入っていないと、受験で苦労することになりますよ。
例えば、自然数という言葉の意味がわからないと、
のような受験頻出問題で正答することができません
もし、自然数という言葉が正の整数であることを知っておけば、この問題は余裕で解けます。
このように、用語の定義や原理を理解しておくことは非常に大切なのです。
繰り返し練習し、パターンを覚え込ませる
中学数学は履修範囲が広くなく、問題のパターンも決まっています。
(高校数学のように履修範囲が膨大ではなく、大学数学、大学院数学のように理解不能な内容ではありません。)
数学の学習ではなぜ?を大切にしましょう。
数学の学習で大切な心構えとして、
- なぜを大切にすること
- 疑問を疑問のままにしないこと
です。
- なぜ、この問題はこのような計算で計算しないと行けないのか
- なぜ、この式を展開するとこのようになるのか
数学を学習する上では、このような疑問がたくさん出てきます。このような疑問を無視せずに、自分のなぜを大切にし、なぜに向き合っていくのも数学を学習する上では非常に重要です。
小さい頃から算数に取り組んでいる生徒はやはり強い
ある程度練習をすれば、数学の点数は向上していきますが、、やはり小学生の時から算数・数学をしっかりと学習している子は数学の成績が非常に良いです。それは、幼い頃に勉強してきた勉強の貯金があるためです。
幼い頃に努力してきたため、あまり中学数学で苦労しないのはごく当たり前のことです。
かと言って、落ち込む必要はありませんよ。勉強に遅すぎることはありません。今から数学の学習を少しずつ初めていけば良いのです。
そして、数学が得意な生徒を羨む必要もありません。みなさん、一人一人の歩幅が違うように、一人一人学習のスピードも違うわけです。周りに目を向けず、自分のペースで歩いて行けばいいのです。
ここまで読んでくれた中学生のみなさん。
もうやることは明確ですよね。
数学の練習をしましょう。勉強ではありません。練習です。
練習あるのみ!!!