【高専塾塾長が教える】有明高専2年生がつまずく科目とその対策法
有明高専で進級が大変なのが1年生から3年生まで。
3年生までしっかりと勉強をすれば4, 5年生で留年する確率は非常に少なくなります。
(4,5年生は実験や実習などが多くなるため、テストの点数で評価される科目が減ります。テストに対して苦手意識を持っている生徒はレポートを頑張れは高得点が取れるようになります。)
2年生は特に中だるみがしやすい時期です。
本記事を最後までお読みいただき、有明高専生2年生がつまづいてしまう科目とその対策方法について理解を深めてください。
本記事は有明高専専攻科の卒業生でもあり、大牟田と博多で英語の塾と有明高専生専門の学習塾を運営している塾長が、執筆した記事です。
ぜひ、最後までお読みください。
※ 得意不得意は人それぞれです。あくまでも私が学生だった頃、私の周りの状況、現在の有明高専に通っている塾生の状況から本記事を執筆しています。
化学IIでつまずく理由と対処法
高専1年生のときと同様に有明高専2年生がつまずいてしまう科目は化学Ⅱでしょう。
化学Ⅱでつまずいてしまう理由として、
・イメージができない(何をやっているのかがわからない)
・覚えることが多い
のが挙げられます。
化学IIの前期中間試験までは、ボイルシャルルの法則、気体の状態方程式、凝固点降下など物理化学的な分野を履修します。化学系の学生でも物理と化学が被ったような分野は苦手意識を持つ学生が多く、化学に対して苦手意識を持っている学生にとっては苦痛でしかありません。
その一方で前期期末試験では、アルケン、アルカン、アルキン、アルコール、ケトン、アルデヒド、カルボン酸、芳香族など有機化学の内容を学習します。物理化学の分野よりも学習しやすいですが、暗記する箇所が非常に多くなり、学生たちを苦しめます。
前期中間試験までの対策としては、
① イメージで理解できるようにする
→ イメージができると理解が進みます。
② 計算問題に挑戦する
→ 単位換算を気をつける
ようにしましょう。
イメージで理解できるようにするには資料集を読んだり、Youtubeなどの動画を使って学習するのがおすすめです。
前期期末試験までの対策は、
アルカン、アルケン、アルキン、アルコールなどの関連性をしっかりと整理する必要があります。
整理を全くせずに、ただ丸暗記しようとしても覚えることができないでしょう。
アルカン、アルケン、アルキンなどの繋がりをしっかりと整理すると、芋づる式に暗記することができます。
(当塾では化学IIの対策をしっかりと行なっています。興味がある方は無料の体験授業のときに聞いてくださいね。)
基礎物理学IIでつまずく理由と対処法
化学同様に基礎物理学IIでつまずく学生も非常に多いです。
前期中間の範囲である仕事とエネルギーや前期期末で習う運動量や反発係数は比較的に理解しやすい内容です。
また後期中間から習い始める単振動、万有引力なども勉強がしやすい内容です。
基礎物理学Ⅱの対策法については、一年生で習う基礎物理学Ⅱと同じ方法で対策すれば、必ず単位は獲得することができます。
1年生のときはまでは小テストの勉強をしっかりしていたのに2年生になって中だるみして小テスト勉強が疎かになる学生も少なくありません。定期テスト1週間前に行われる1週間前には物理学センサーのステップ2までは必ず解けるようになり、残りの1週間でstep3が解けるようになっておきましょう。
解析学Iでつまずく理由と対処法
1年生の頃に習う基礎解析学よりも難しくなるのが解析学I。
解析学Iでつまずくのは基礎解析学よりも内容が難しくなるからです。基礎解析学Iに対して苦手意識のある生徒はさらに学習を頑張っていかなければなりません。
では、各範囲における対策について解説していきます。
前期中間試験 : 指数関数、対数の計算、対数関数、円
一番のネックになってくるのは対数の計算です。
logの計算はどれだけ問題を解いて慣れるかにかかっています。学校で習ったら何度も何度も計算の練習をしましょう。
当塾では春休みのうちに対数の計算のところまでを予習します。対数の計算までをしっかりと予習することで2年生の解析学Iの取り掛かりがスムーズになるからです。
前期期末試験 : 数列と数列の極限
数列はとにかく、出てくる公式や問題の出題のパターンが多い。ただ裏を返すと公式の使い方と問題のパターンさえマスターできれば容易に点数を獲得することができます。
※ 数列と数列の極限は高専2年生以外ではあまり使いませんが、しっかりと勉強しましょう。
後期中間試験 : 後述
後期期末試験 : 後述
(後期中間試験と後期期末試験の解析学Iの範囲については後日後述します。)