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【本の紹介】やりたいことが見つからない私はとりあえず焦ることをやめました。【ラクに生きる考え方】

2021年12月17日 はるブログ

最近の若い人は野心家な人より、安定志向・自分の時間を大切にするような人が多いみたいですね。

先日、会社の先輩とそのような話になりました。

〇○さんって課長になるの目指しているらしいよ!
そうなんですか?
でもうちで管理職って、親会社籍にならないと厳しくないですか?
確かにね
ていうか、今の若手で出世したいって
珍しくない?
そうですね、
あまりそういう話聞いたことないです。
今より上に行きたいみたいな…
私が働いているのはメーカーの子会社なので、出世しようにも正直限界があります。
なので、そもそも出世を諦めている人が多いのかもしれませんが、それよりも
ほどほどに仕事をして、ほどほどに暮らしたい
と考えている人が多いような気がします。

人は自由に生き、成長しなければいけないという呪縛

鎖, 安全, 金属, 鉄, 金属チェーン, チェーンリンク, メタリック, 鉄チェーン, 保護, バリア
それがいいか悪いかはとりあえずおいておくとしましょう。
私もどちらかというと安定志向、リスクをとって何かに夢中になることが苦手な人間です。
上にのし上がりたいという強い気概や、自分はこれがやりたいんだ!という人生における明確なビジョンはあまりありません。
正直、そういう成長への意欲が薄い自分に焦りを感じたり、芯を持って生きている人達に劣等感を抱くこともありました。
好きなことで生きていく、なりたい自分になる、自分の力で生きるために努力する。
それが今の生き方のトレンドであり、自由な生き方を推奨する風潮であると言えます。
好きなことを仕事にしたり、やりたいことのために会社を辞めたり、会社に頼らなくてもいいスキルを身に着けたり。
このような人生への価値観は個人を尊重する現代に合っていて、素晴らしいものだと思います。
反面、それができない人間にとってはある種の呪縛にもなっているように感じます。
短期的な好きなことはあるけど、人生の主軸になることではない…
やりたいことがわからない…
自分の力で生きるって何だろう…
これらがわからない自分は成長できずにずっと同じ場所で足踏みしているような感覚にありました。
何かをしなければいけないけど、何をやりたいのかわからない焦燥感。
ただ会社で仕事をしているだけの自分は何もできていないと錯覚していたように感じます。

本に出会って、生きることがラクになった。

出演者, クリスマス, バックグラウンド, クリスマスをモチーフ, 出現, 降臨節, 装飾, クリスマスイブ
自己啓発本は好きではありませんでした。
以前はよく読んでいましたが、例えばインフルエンサーの成功論を語る自己啓発本。
その本の中身はその人だけのその人に合った成功論です。
自分で人生を突き進み選択できるような、いわゆる成長できるタイプの人達の本。
そのため、突き進む勇気が小さな私には、しっくりこなかったのです。
そんな中この本を手に取り、わだかまりがふっと軽くなりました。
禅僧の方が書かれた本ですが、宗教本という雰囲気は強くありません。
あくまで仏教や釈迦の教えを思考法としてとらえ、現代の私たちにも扱いやすいように落とし込んでいます。

有意義な人生にしなくても人は生きていける

自由, 壊す, 手錠, 幸福, 解放, 終了する, タバコ, 空, 太陽, 鎖, 刑務所, 泥棒, エスケープ
本の中にはいろんな言葉が掲載されていますが、その中でも私が一番好きな考え方を。
成長しようと頑張りすぎる人って、多くは有意義な人生にしたいからという理由があるでしょう。
自分がなぜ生きているのか、理由を探してしまいます。
生きる意味を果たし、自分は今ここに存在してもいいのだという根拠を求めているのだと思います。
身も蓋もない言い方ですが「人が生きる意味」などないのだそうです。
人はただたまたま、偶然今ここに生まれ、生きているだけにすぎない一時的な存在でしかないのだと。
それはどんな権威のある人でも、お金持ちでも、庶民でも、大人でも子供でもみんな同じです。
そう思うと、必死に生きる意味を探さなくてもいいのかな、と心が少しラクになりました。
やりたいことがあって、自分が生きる意味はこれだ!というものを見つけている人はそれはそれでいいのです。
別にいわゆる「有意義な人生」でも、「平々凡々な人生」でも人は幸せに生きられるからです。
私は、何かを果たさないといけないと思って、不安になっていました。
でも、そんなに焦る必要はありませんでした。
今この瞬間に、自分が興味のあることややりたいことがあれば大事にすればいいし、
特になければ、その時は無理せずこつこつ仕事をして、おいしいごはんを食べて、のんびり生きられればいいかなと今は思うのです。
もし、自分が他の人と比べて前に進めていない、何もできていないと
不安になったり、自分を責めている人がいるのであれば、
ぜひこの本を読んでほしいなと思います。

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