教科書ワーク(文理)を塾経営者が完全レビュー(この教材はコスパ最強だ!!)

みなさんこんにちは、福岡県大牟田市・熊本県荒尾市の中学生・小学生を対象としたネット型学習塾を経営している北田です。

今回は、教材のレビュー記事ということで久しぶりに教材レビューに挑戦していきます。

当塾でも利用している株式会社文理が出版している教科書ワーク。2021年に新版が出された教材で、学習指導要領に完全に対応した教材となっています。ネットでのクチコミが高く、多くの教育ブロガーがレビューをしている教材にはなりますが、地方地域に密着した塾を経営している者ならではの視点でレビューができればと思い記事を執筆しました。
本記事は、
  • クチコミが高い教科書ワークを買うか迷っている
  • 教科書ワークをテスト対策教材で使いたいが迷っている
  • 息子・娘用に良質な教材を探している
  • 単純にレビューが知りたい

という方向けてに記事を執筆しました。

教科書ワークの購入に迷っている方はぜひ購入の検討材料にしていただきたいと思います。

教科書ワークとは??

では、まず文理が出版している教科書ワークの概要、特徴について簡単に説明していきます。

教科書ワークの概要と特徴

教科書ワークとは、文理が出版している小学生・中学生用の学習教材の一つです。

  • 教科書に完全準拠
  • フルカラー
  • 基礎から応用問題まで網羅
  • 専用の学習アプリで学習が可能
  • 付録が豊富(赤シート、学習カード、要点まとめシート)
  • ホームページテスト、定期テスト予想問題付き
などの特徴があり、特に公立中学校に通っている生徒に人気の教材です。
では、それぞれの特徴について詳しく解説していきます。

教科書に完全に準拠

文理が出版している教科書ワークは完全に教科書に準拠、すなわち教科書の内容と完全に合致しています。そのため、数学の教科書ワークでも、

  1. 東京書籍
  2. 啓林館
  3. 学校図書
  4. 大日本図書

などかく教科書出版会社が出しているそれぞれの数学の教科書に合わせて、数学の教科書ワークが販売されています。購入のさいには、自分の学校で使用している数学の教科書の出版社を確認して、教科書ワークを購入する必要があります。

公立中学校に通っている生徒は指導要領に従って授業が進められるため、教科書準拠の教材を選ぶ方が良いでしょう。その点において、教科書ワークは完全に準拠しているため、教科書や学校のワークとの相性も非常にいいです。

フルカラー

文理の教科書ワークは、なぜだかドン引きするくらいフルカラー。

タイトル、例題、解説、問題全ての項目において色分けされていて、非常に見やすいレイアウトとなっています。

フルカラーの教材の方が好きな生徒には非常に向いている教材といえるでしょう。

(教科書ワークより)

 

活字が苦手な人や小説が苦手な人は白黒だけの参考書を嫌う傾向にあるため、そういったところにも配慮したレイアウトになっているのかな?特に、小中学生で白黒だけの読み物に慣れている生徒の方がマイノリティーなため、カラフルなレイアウトの方が取り組みやすいと感じる生徒は多いことでしょう。
こんなにカラフルなレイアウトの参考書は久しぶりに見たため、驚きました。

基礎から応用まで網羅

問題数としては、塾用教材と比べて多くはないものの、基礎問題から応用問題まで問題を網羅しています。
(教科書ワークより)
やってみようのコーナーでは実際の公立高校の入試問題を取り上げていて、基礎問題では物足りない生徒や本教材を受験の足掛かりにしたい生徒への配慮も見受けられますね。また、頻出問題を取り扱っているところもポイントが高いです。
教科書ワークに収録されている問題数は塾用教材(一般学習塾で使われる教材)と比べて、少ないですが、ホームページテストや予想問題、学習アプリと併用すれば問題数に限ってはさほど大差ない量が収録されています。
学校で配布されるワークよりも難易度は高いため、学校のワークと併用して学習すると良いでしょう。
問題数が多くても、実際に解けなかったら勉強になりませんから教科書ワーク程度の問題数がちょうど良いかもしれません。ここだけの話、塾用教材で定期テスト勉強をしている生徒はほぼおらず、試験前は学校のワークと学校の先生が配布したプリントで勉強している生徒がほとんど(全員)です。この教科書ワークは学校ワークの姉妹バージョンみたいな位置付けとして作成されてれているため、定期テスト対策にはちょうど良い教材ですね。

専用の学習アプリで学習が可能

各科目につき、どこでもワークというアプリが作成されています。

教科書ワーク教科書ワーク

 

このように、アプリの中に問題がプログラムされていて、アプリ上で問題を解いていくタイプのアプリです。少し、チープな作りではありますが、定価1300円ほどの教材でここまで手厚くサポートがついています。

教科書、ワークを使って勉強をするのに飽きた人は気分転換に当アプリを用いて復習をしてもいいかもしれません。アプリなので、勉強が嫌いな生徒も取り組みやすいのではないでしょうか?

 

付録が豊富

アプリ以外にも、赤シート、要点まとめシート、下敷き、一問一答問題さまざまな付録がついているのも本教材の特徴です。さすがに、本教材を購入して使用するのは中学生なので、付録に釣られて購入する人はいないとは思いますが、、

それにしても付録が非常に手厚いです。

 

教科書ワーク

(文理ホームページより)

私個人としては、赤シートやスピードチェックが嬉しいですね。

ホームページテスト、定期テスト予想問題付き

定期テスト前にホームページテスト(文理の教科書ワークの専用ページから取得できるテスト)や定期テスト予想問題もついているため、テスト前に最終確認用の演習問題として使用することができます。

(文理ホームページより)

重複している問題もなく、定期テスト前に問題をたくさん解きたいやる気のある中学生にとっては非常にありがたいテストだと思います。ただ、ホームページテストの場合は、ホームページからダウンロードしなければいけないのが多少面倒ではありますね。

 

当塾では、ダウンロードしたものをグーグルドライブで生徒に共有しているため、パソコンの操作に慣れていない生徒でも容易く取り組むことができます。

 

教科書ワークがおすすめな生徒

では次に教科書ワークをおすすめする生徒とその理由について書いていきます。

教科書ワークが生徒なおすすめな生徒は、

  • 公立中学校に通っている中学生全般
  • 公立中学の定期テストで高得点を取りたい人
  • 公立高校受験を考えている人
  • 偏差値60~65以下の人

です。

教科書は学習指導要領に基づいて作成されていて、公立高校の受験問題は基本的には教科書に合わせて作られています。そのため、教科書に完全準拠している教科書ワークは公立高校の受験を考えている生徒の自習学習として、、もってこいな教材なわけです。

ただ、基礎から応用問題まで網羅されていますが、発展レベルの問題はほとんど網羅されていないため、難関私立高校を受験する人や目安として偏差値60~65以上ある人には少し物足りなく感じるかもしれません。

偏差値60~65って結構な差ですが、その人が公立高校に行きたいのか、私立高校に行きたいのかで対策の仕方が変わってくるため、少し範囲を大きめに設定しました。

ごちゃごちゃ、、、書いていますが、もしあなたが中学受験がない公立中学校に通っているのであれば、この参考書は非常におすすめです。

 

私が思う教科書ワークの魅力

私が思う教科書ワークの最大の魅力は、飽きないことです。

カラフルで、付録もたくさんついていて、図やイラストも多用されています。参考書選びにおいて、良問が多く網羅されているかどうかなども重要な項目なのですが、一番重要なことは使い手が飽きない工夫がされてあるかどうかにあります。どんなに良い問題が収録されていても、それを生徒が解かなければ意味がありません。
そういった点でみると、この教材は飽きませんし、むしろ取り組みやすい部類の教材です。
もし興味がある人は、ぜひ教科書ワークを購入されてみてはいかがでしょうか?

 

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