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多読100万語までの道のり[1万語、10万語、30万語、50万語、100万語読み終えての変化]

2021年06月20日 英語

ここ数年前から、多読を取り入れ始める教育機関や英語学習者が増えてきました。

多読で英語力を伸ばした側からすると、これは歓迎するべき傾向です。

多読を始めると、

  • 語数と英語力の変化がわからないとやる気ができない
  • 語数と英語力の相関関係を知りたい
  • 多読始めたばかりだけど、どれくらい読めばいいのかな
  • 100万語読んだ後の変化を知りたい

のような疑問や悩みが湧いてきます。

本記事は上に書いたような悩みや疑問にお答えするために、語数別の英語力の変化や体感について書いていきます。

私は高校二年生のときに多読に出会って一年間で200万語ほど読みました。それ以降は多読の語数の記録は取っていないものの、インプットしてきた英語量は800~1000万語にそろそろ到達するのではないかと思っています。洋書一冊の平均語数が7万語ですのでこれまで相当数の英語をインプットしてきました。
多読を始めて6~7年経ちますが、今でも継続しています。
ここ最近は、
  • 英語版ラノベ
  • ニュース記事英語
  • ウェブサイト
  • 英語の占い記事
  • 洋書

を読んでいます。

多読を始めて時間は経っていますが、しっかりと記憶を掘り起こして書いていきますので、最後まで読んでください。

多読100万語までの道のり[1万語、10万語、30万語、50万語、100万語読み終えての変化]

1万語までの変化

私が通っていた高校(高専)は多読用の

  • 絵本
  • リーダーズシリーズ

が数百冊ほど蔵書されていたので、多読に取り組みやすい環境でした。

(今は、多読用のアプリや、kindle unlimited、海外の絵本サイトでほぼ無料で絵本多読ができる時代でしたが、6~7年前までは英語の絵本を無料で読める時代ではありませんでした。)

数百冊ほど蔵書があったため、まずは

1ページに一単語のような幼稚園生が読むような英語の絵本から読み始めました。(高校生でしたが、そのくらいのレベルから始めました。)

中学生の3年間と高校一年間の教科書中心の英語の授業のため翻訳癖がついていたので、まずは翻訳をしないように読む努力をしました。

1万語読んだときは、まだ翻訳癖が発動していましたし、全く英語力の変化がわかりませんでした。

10万語までの変化

絵本だけで10万語に到達しました。

10万語読むと、翻訳する癖は段々と減ってきました。

少しずつ、英語で理解する感覚がわかってくるものの、

本当に英語で理解しているのかな?無意識で翻訳していないかな
正しく多読がやれているのかな?
と不安に駆られていました。
10万語の段階では、絵本を英語でなんとか理解できる状態です。

30万語までの変化

もがきながら30万語に到達しました。

30万語に到達しても、まだ絵本を読んでいたので、

当時多読を紹介してくれた英語の先生から、

だーきた。あんたまだ絵本読んでいるの?30万語読んだなら、リーダーズシリーズは読めるはずよ。もう絵本は卒業しなさい。
えー、読めますかね。まだ自信ないから、絵本読んでますけど。
私が持っているおすすめのリーダーズシリーズの本を貸すからそれを読んでいきなさい。
と言われて、渡されたのが
ペンギンリーダーズシリーズのクリスマスキャロルでした。
※リーダーズシリーズとは英語学習者向けに原書の語数と英文を書き換えた多読図書です。あらすじは原書に沿っていますが、使用されてる単語と文は非常に易しいです。
「読めるかな」
と不安になりながら読み始めると、
案外読めて、自身に繋がりました。
30万語まで読むと、リーダーズシリーズの易しいレベルの本には手が出せるようになります。
そこからは主にリーダーズシリーズを読むようにしました。

50万語までの変化

多読を始めて、3~4ヶ月くらいで50万語に到達しました。

一時間以上英語を読む体力がついてきたため、1日に1万語を目標に読んでいました。

そうすると、大体数ヶ月で50万語に到達します。

30万語から50万語まではおもにペンギンリーダーズシリーズの本を読んでいました。

記憶に残っている本は、

  • モビーデイック(映画”白鯨”の元作品)
  • wave(洗脳教育を説いた小説)
  • オズの魔法使い
  • 赤毛のアン
  • オペラ座の怪人

です。

全て、リーダーズシリーズの本ですが、7割ほどの理解度でいいペースで読むことができていました。

50万語の段階では一回目を通しただけでは、理解できない英文もたくさんありましたが、それでもコンテンツはある程度理解できている状態でした。

100万語までの変化

多読を始めて6~7ヶ月ほどで100万語に到達しました。

50万語〜100万語の間で読んだ本のシリーズは、

  • ペンギンリーダーズ
  • オクスフォードブックワーム

です。

100万語周辺はオクスフォードブックワームを読みまくっていたと思います。

100万語読んだ後に、これまでの多読をふりかえってみると、

  • リーダーズシリーズは読める
  • 高校の検定教科書レベルの英語の意味もわかる
  • 洋書はとてもじゃないけど読めない
  • 肯定文はスイスイと理解できる
  • 疑問文や否定文が出てくると瞬時に意味が取れない
  • 修飾が複雑だと全く理解できない
  • 分詞があったらさっぱりわからなくなる
  • リスニングの練習は全くやっていないから全く聞き取れない
  • ボキャ貧

ということがわかりました。

ちょうど、このときに

SAOの英語に翻訳されたラノベに挑戦しましたが、わからなさすぎて挫折しました。

  • 単語が圧倒的にわからない
  • 文が理解できない

(今はスラスラ読めますが、当時の自分にとっては難しかった本です。)

100~150万語時点で英検とTOEICも受けました。

英検二級はリーディング(語彙、長文、並べ替え)セクションで一問間違えただけであとは全て正解していました。

このときTOEICIPも同時に受験しましたが、結果は530点でした。

英検二級取得者のTOEICの平均が500点前後なので、相関関係があります。

 

英語力ゼロから100万語

私が多読を始めた頃のレベルは英検で例えると3級程度でした。

それが100~150万語到達する頃には、

  • 英検では2級にほぼ満点合格
  • TOEIC530

くらいまで成長しました。

英語を翻訳して理解する癖を修正するところから私の多読人生が始まったため、ほぼゼロの状態からの再スタートでした。

でも、100万語行く頃には、上に書いたようなレベルには到達しました。

千里の道も一歩から。

多読は成果を実感できるまで時間がかかりますが、多読で身についた英語力や語感はめちゃくちゃためになります。

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