勉強の遅れを取り戻すのにかかる期間
きただです。 勉強の遅れを取り戻すには時間と根気が必要です。 塾は病院ではありませんので、薬処方して寝ていれば治るとかはないのです(涙) 親御さんのご協力・本人の努力・塾の指導 さまざまな歯車が噛み合...
2026年09月30日きただです。
本記事では高校生の英語指導の流れについて紹介します。
今年から、高校生の英語指導を少し変更しました。
これまでは市販の参考書を中心に指導していましたが、現在は、
「塾での自作教材+市販の参考書」
を組み合わせて指導しています。
高校英語には本当に良い参考書がたくさんあります。
そのため、これまでは「これだけ良い参考書があるなら、わざわざ自分で教材を作る必要はない」と考えていました。
ほんとに、予備校界隈には僕では到底足元にも及ばないような英語レジェンドたちがいまして…
素晴らしいの言葉では足りないくらい名著ばかりです。
しかし、長く高校生を指導する中で、参考書だけではうまくいかない生徒も少なくないことが分かってきました。
(前提として最近はSNSの影響で読書離れが少なく、AIや動画教材のおかげで自分で参考書を読み込むという学習をしている生徒も全体的に減っていいます。つまり、教材をうまく使えないのは上記の影響も大です。)
高校英語の参考書には、非常に詳しく説明されたものがたくさんあります。
もちろん、英語が得意な高校生にとっては大きなメリットです。
一方で、高校英語が習いたての場合や英語が苦手な高校生の場合、情報量が多すぎて、何を覚えればいいのか分からなくなることがあります。
「話長くて結局何がいいたいんだろう?」となることってありあすよね…それと同じです。
一つの文法事項について、例外や細かな表現まで一度に説明される。
すると、
「結局、一番大切なのはどれ?」
という状態になってしまいます。
そこで、まず英文法書を読んでもらい、内容を把握し、僕が大切な部分だけを解説します。その後、英作文をしてもらいます。
暗記にならない理解する英文法と英語の感覚を掴んでもらうを意識して文法の指導はしています。
もう一つ、今年から大きく変えたのが英文法の練習方法です。
当塾では高校英文法を学習するときに英作文をかなり重視するようになりました。
なぜなら、普通高校ではあまり文法を習わないからです。
文法を習わないというと語弊がありますが、
文法は習うのですが、生徒たちの頭の中で全く体系化されていません。
なんというか…全く繋がっていない…
もちろん、高校の先生たちも一生懸命英語の指導をされているのですが、英文法の指導は1年生で全て終わる高校も多いため、高校3年生になっている頃には全て忘れいている生徒もいます。
さらに、
高校英文法は、中学英文法と比べて覚える表現が一気に増えます。
例えば、
「~することに慣れている」
「~せずにはいられない」
「~しても無駄だ」
といった、ある程度まとまりで覚えなければならない表現もたくさん出てきます。
そして、多くの生徒たちは表現を暗記します。
表現の暗記自体は推奨しているのですが、
大学入試の英文法問題では4択形式も多いため、
文法をきちんとわかっていなくても暗記した表現で4択問題が解けてしまうという現象が発生します。
4択問題は解けるけど、ただ実際は文法への理解が疎かで表現だけを暗記しているので
「じゃあ、その文法を使って英文を一から作ってみて」
と言われると書けない。
きちんと英文法を腹落ちしてもらうために、
日本語を見て、自分で英文を作る。
という練習を多く取り入れています。
英作文では選択肢がありません。
単語を選び、語順を考え、必要な文法を自分の頭から取り出さなければいけません。
語順を意識するため、読解力の向上にも繋がります。
さらに、英作文をすることで、今習っている文法以外の知識の復習もできます。
現に当塾の時制の英作文のプリントで、自動詞・他動詞の内容が入っており、ミスする塾生が多発しております(笑)
高校英語の1年目は、
ボキャビル(語彙力強化)+英文法を使った英作文
を中心に進めます。
まずは英単語を増やしながら、高校英文法を一通り学習します。
そして、習った文法を使って何度も英作文をします。
英文法がある程度身についてきたら、少しずつ英文解釈に入ります。
英文解釈とは、なんとなく前から英文を読むのではなく、
「主語はどこか」
「動詞はどこか」
「このto不定詞は何を修飾しているのか」
「このthatは何なのか」
など、英文の構造を正確に把握する練習です。
ここまでが高校英語の土台作りです。
長文読解の鍛え方は、多読・構文解釈の二つのやり方がありますが、
構文解釈の指導をしないと、誤った解釈をするケースが散見されていましたので、構文解釈を行っております。
多くの高校生にとっては
構文解釈→音読
の流れがスムーズかと思います。
2年目になると、少しずつ「英文を読む」ことに重点を移します。
ボキャビル+英文法の復習+英文解釈+音読
が中心です。
英文解釈で正確に英文の構造を理解したあと、その英文を何度も音読します。
大切なのは、意味も構造も分からない英文をただ声に出すのではなく、きちんと理解した英文を繰り返し読むことです。
最初は、
英文を見る
↓
文構造を考える
↓
意味を理解する
という作業に時間がかかります。
しかし、理解した英文を繰り返し音読することで、少しずつ英語を英語の語順のまま処理できるようにしていきます。
1年目に作った「英文法の土台」を、2年目では「英文を読む力」につなげていくイメージです。
3年目については、全員に同じことをさせる予定はありません。
高校3年生になると、
志望大学、受験方式、共通テストの必要性、英検利用の有無、現在の英語力などによって、やるべきことが大きく変わるからです。
長文読解を徹底する生徒もいれば、英作文が必要な生徒もいます。
共通テスト対策が中心になる生徒もいれば、難関大学の英文解釈が必要な生徒もいます。
そのため3年目は、それまでの2年間で作った英語の土台を使って、各自の進路に必要な勉強を個別に指示する形にしています。
まとめますと、当塾での英語指導は下記の通りです。
1年目:高校英文法がきちんとわかる
2年目:英文を正確に、速く読めるようにする
3年目:志望校に合わせて得点できるようにする
今の塾生たちの様子を観察していて、上に書いた指導方針が最適ですが、
色々と試行錯誤してカリキュラムに変更を加えていく予定です。

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