最強の単語学習法(単語は覚えやすい順に覚えるのが鉄則)

先日、こんな質問を中学一年生の女子生徒から受けました。

中一女子
単語の覚え方がわかりません。今年から中学生になって英語の授業が始まります。でも、単語が全く覚えれそうにないです。

 

学業において小学生と中学生の大きな違いは、英語が本格的な科目になるかにあると思います。小学生のときも一応は英語の授業はあるものの、レクレーションの要素が強いため、多くの中学一年生は中学校に入学して初めて英語の勉強を始めます。

初めてやるやることには戸惑いはつきものです。

そんなこともあって、先日上に書いた質問を女子生徒から受けたのでしょう。

実は英単語の学習法に戸惑うのは中学生だけではありません。

高校生になっても、

大学生になっても、

そして社会人になって英語の学び直しをするときに多くの方が英語の学び方に悩むのです。

本記事では、洋書を読むことやBBCなどのニュース英語をみることが趣味な私が英単語の覚え方について解説します。正直なところ私も英単語を覚えることは苦手ですが、10000語ほどは覚えていると思うのでお役に立てるのではないかと思います。

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多くの方の英語学習の参考になると幸いです。しっかりと記事を書きますので最後までぜひ読んでください。

単語暗記の鉄則(単語は覚えやすい順から)

まず、単語を暗記するときには覚えやすい順番から覚えていきましょう。これは暗記のさいの鉄則です。

単語暗記はは三つの暗記の要素から構成されています。

  • 日本語の意味
  • 綴り
  • 発音

例えばこの下の単語を覚えるとします。

この単語をあなたならどう覚えますか?

綴りから覚えます。
意味から覚えます。
人それぞれどこから覚えるか、、それは個人次第ですが、、

英単語の基本は覚えやすい場所から覚えていきます。(この覚えやすい箇所は人それぞれですので、あなたの単語暗記の性質に合わせて柔軟に対応してくださいね。)

  • もしあなたがこの単語の日本語意味である百科事典が覚えやすいならまずはそこから覚えます。
  • もしあなたが綴りを覚えるのが得意のであればそこから覚えて良いでしょう。
  • もしあなたが発音を覚えるのが得意なら発音から覚えましょう。

まずは、一つの要素を頭に叩き込みます。

そうすることで、二つ目以降の要素が非常に暗記しやすくなります。脳の構造的に、関連の全くない要素同士よりも関連のある要素同士の方が覚えやすいです。ですので、単語暗記において一つの要素を覚えるとそれ以降の要素が断然覚えやすくなります。

 

私の場合は、意味または発音を同時に覚えます。時間があれば綴りも覚えますが、優先順位は一番低い要素です。中学生・高校生の英単語は少なくとも綴れた方がいいですが、それ以上の単語は綴れなくてもそれほど影響はありません。
まずは、単語は覚えやすい要素を一つ確実に覚える。
これが鉄則ですのでこれは必ず守ってください。
では、次に単語の覚え方について説明していきます。

記憶に残りやすい単語の覚え方

これから記憶に残りやすい単語の覚え方について解説していきます。単一の方法を用いて暗記していってもいいですし、複数の方法を組み合わせて覚えていっても良いでしょう。

イメージ暗記

単語を覚えるときにはイメージや画像を使うと暗記しやすいです。

例えば、dog(犬)という単語があるとしましょう。これくらいの単語のレベルであればすぐに覚えることができるのでわざわざイメージで覚える必要はありません。しかし、pneumonia(肺炎)という単語を覚えようとするなかなか覚えることができません。

このように、なかなか覚えることができない単語に遭遇した時は、

pneumonia ⇨ 肺炎
と覚えるのではなく、このようなイメージの写真をみたり、頭の中でイメージをしてみる。イメージは言葉よりも記憶に残りやすいです。

肺炎のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

イメージが苦手な人はpneumoniaという単語をグーグルの画像検索エンジンに打ち込んでみましょう。上のようなイメージ図が出てきます。

単に、肺炎と日本語の意味を覚えるのではなく、イメージも合わせて覚えることで非常に脳に定着しやすくなります。

文脈で覚える

文脈の中で英単語を覚えると非常に記憶に残りやすいという研究結果があります。

私個人としては文脈で英単語を覚える方法は日本語でもよく意味のわからない単語、覚えにくい単語を覚えるのに向いていると感じます。

例えば、こちらの単語。

rebuff

英検一級レベルの英単語でニュースを聞いているとたまに出てくる単語です。

まず、すげなく断るのすげなくから意味がよくわかりません。英単語を勉強していると、日本語でもよく意味のわからない単語に遭遇します。その最たる例として、すげなく断るの"すげなく"です。

日本語でもよく意味のわからない単語の意味を覚えようとしてもなかなか覚えることができません。このときに例文を検索して例文をみながら文脈で覚える方法をおすすめしています。

He rebuffed my attempts to help.=He rebuffed me when I tried to help. 彼は私が援助しようとしたのに断わった.

この例文をみると、なんとなくrebuffの使い方がわかってきます。

文脈で単語を覚える方法には短文を使う方法と長文の中で出てきた単語を覚えるやり方の二つがあります。

単語帳に掲載されてある例文や辞書に掲載されてある例文を眺めながら単語を覚える。これは短文を用いた英単語の覚え方に当たります。一方で、長文読解の問題や、検定教科書、洋書に出てきた単語を覚えるやり方は長文の中で単語を覚えるに当たります。

  • 単語帳を使用して覚える場合は、必ず例文にも目を通すこと。可能なら例文の音読もする
  • 読解問題、検定教科書を読んでいてわからない単語が出てきた場合は、必ずハイライトして、その単語を覚えるようにする

この二つを意識するだけでも覚えることのできる単語数が増えます。

単語は出会いの数を意識する

正直なところ、単語というのは簡単に覚えることができません。

我々日本人が小学生のときに漢字を勉強したときも、毎日漢字ノートに漢字をたくさん書くことで覚えました。そのくらい抽象的なもの(漢字、英単語)を覚えることって難しいのです。

英単語がなかなか覚えられない人がやる暗記法として、

  • 1日に10個の単語を覚える

など、一日で覚える単語数を決めて、どんどん進めやり方があります。

しかし、この方法では、覚えた単語をすぐに忘れてしまいます。英単語の記憶への定着力はその英単語に出会った数に比例します。ですので、何度も何度も繰り返す。

例えば、

  • 1日に70個を一週間、毎日繰り返す

というやり方の方が単語は覚えやすいです。

以上三つが私が効果のあると感じた英単語の覚え方です。

塾内で単語の覚え方を指導

私も中学生、高校生の頃に塾に通っていましたが、学習法を指導していただいたことは一度もありません。

中学校でも習いませんし、塾でも指導してもらったことがないのです。

特に、

  • 英単語の暗記
  • 英語の勉強法
  • 数学の勉強法
  • 暗記の方法

に悩んだ記憶があります。そのため、勉強法の本を買い漁り試行錯誤する中で今の勉強法を身につけました。

もし、当ネット塾に興味がある方はお問い合わせページ、公式ライン、北田に直接ご連絡ください。

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