ダイアログで学ぶ関係代名詞(中学英語編)

本ブログでは定期的に塾生の学習の理解を促すために、授業をダイアログ形式にて記事にしています。

今回は関係代名詞について、、さあこの記事で関係代名詞について理解を深めよう。

 

先生、関係代名詞がよくわかりません。thatとかwhoとか何が違うんですか?あと、関係代名詞もいろんなパターンがあって難しい。
動詞の前に動詞あるのもあってよくわからないんですよね。関係代名詞とかあるから英語が嫌いになるんだよって思ってます。
関係代名詞で混乱してしまうのは、中学生あるあるです(笑)。まず、知ってて欲しいのが、関係代名詞も分詞もあくまでも修飾するために使われるものでなんですね。
修飾?修飾とは?
修飾とは、何か具体的に説明するということです。例えば、赤い(形容詞)とりんご(名詞)二つの言葉を組み合わせると、赤いりんごになりますよね。このとき、赤いはりんごを修飾しています。りんごの様子を具体的に赤いと強調しているわけですからね。
そういえば学校の先生が形容詞は名詞を修飾すると言っているんですけど、それは形容詞は名詞を具体的に説明しているという意味ですか?
はいその通りです。英語は修飾のオンパレード、、つまり修飾がたくさん出てきます。関係代名詞もそうですし、分詞もそうです。まずは、修飾=何かを具体的に説明している という認識をしておきましょう。
なるほどー
では、関係代名詞について説明していきますね。
Do you know the man who is over there? (あそこにいる男性をご存知ですか?)
少し難しいかもしれませんが、この文を例にあげて説明していきますね。関係代名詞って大きく分けて2パターンあるのわかりますか?
なんか、、who、which、thatですか?それとも、、主語になるのか、、目的語でしたっけ?それになるのかーみたいな感じですか?
主語になるか、目的語になるかの方です。ちなみに、下の例文のどこに関係代名詞が使われているかわかりますか?
Do you know the man who is over there? (あそこにいる男性をご存知ですか?)
関係代名詞の問題なのでwhoが使われているところです。笑でも、、どんな構造になっているのかはよくわかりません。話の流れで、whoのところが関係代名詞が用いられていると推測しました。
確かに、今は関係代名詞のお話をしているので、その話の流れで推測できますね。では、関係代名詞について説明していきますね。
はーい。

関係代名詞という名前が混乱させている?

では、早速関係代名詞について説明していきます。常々思うのですが、英文法はたくさんの文法用語が出てきますよね。受け身とか使役とか関係代名詞とか、、漢字多いし、、、関係代名詞と聞くと、どうしても身構えてしまいますよね。初めて関係代名詞という言葉を聞く生徒のほとんどが関係代名詞=難しそうというイメージを持ちますし、漢字五つの文法用語だからきっと難しいに違いないと考えてしまうわけです。
関係代名詞は何かを具体的に説明するために使われるということだけをまずは頭に入れてください。関係代名詞ではなく、、あくまでも何かを具体的に説明するために使う英文法だくらいの認識がちょうどいいですよ。

関係代名詞の説明

Do you know the man who is over there? (あそこにいる男性をご存知ですか?)
この英文において、、、whoから次の文章がなくても英語が伝わるのはわかりますか?
Do you know the man who is over there? (あそこにいる男性をご存知ですか?)
Do you know the man ? (その男性をご存知ですか?)
Do you know the man who is over there? でも Do you know the man?でも英語としては伝わりますよね。でも、Do you know the man who is over there?の方が、文章が具体的に書かれていて、聞く側もわかりやすそうです。
そうなんです。実際のところwho 以下(who is over there)が合ってもなくても通じます。でも、追加情報としてwho is over thereがあった方が丁寧でわかりやすいですよね。だって、具体的な場所を追加情報として付け足しているわけですから。つまり、関係代名詞とは、あくまでも情報の付け足しです。この場合は、the manを具体的に説明していますよね。(修飾しています。) ちなみに説明される場所を先行詞と言います。
なるほど、関係代名詞とはあくまでも何かを具体的に説明するもので、説明されるものによって、whoになったり、whichになったりするわけですね。そういえば、英語の授業は二つの文章を一つにくっつけるやり方で関係代名詞を習いました。例えば、、下の二つの文章が合って、それをくっつけるときに、the manが共通だから、、消すみたいな。
Do you know the man? と The man is over there.
the manが共通です。共通ですので、一つを消してあげましょう。
Do you know the man? と The man is over there.
そして、繋げてあげましょう。
Do you know the man is over there?
はい、その認識でも大丈夫ですよ。でも、それだと例えば、文の動詞と関係代名中の動詞で繋がっている文の場合に混乱する生徒も多いんです。下の例文を見てください。この文章の構造は理解できますか?
The machine which broke down is working now. (壊れた機械は今動いています。)  ※break down: 故障する
なんだか、よくわからないです。broke と is working 二つ動詞がくっついているようにみえてどんな構造なのかが全く見えてきません。
では、この文章でどこの部分がなくても、英語として成立すると思いますか?
うーん。この英文でどこかの部分が消えても通じる。その箇所はどこか?という意味ですよね?それなら、、which the machine broke downはなくても通じそうです。あっそうか、、あくまでもwhich broke downの部分はその機械を具体的に説明している箇所だから、別にここはなくてもいいですね。だから、whicih broke downの部分が関係代名詞の部分なのか。
The machine which broke down is working now. (壊れた機械は今動いています。)
The machine which broke down is working now. あくまでも、関係代名詞は追加情報です。ですので、関係代名詞の箇所はなくても良い。
The machine is working now.
whicih以下が関係代名詞という認識でもよいが、それだと複雑な文だと対応できないため、様々な角度から関係代名詞についての知見を広げることが重要。
なんだか、関係代名詞=追加情報、挿入、具体的に説明すると覚えておけば、意外と関係代名詞はいけそうです。
今日抑えて欲しかったところは、関係代名詞はあくまでも追加情報であり、文の中に挿入されるということです。これを念頭に関係代名詞を勉強するとより、理解できますよ。

関係代名詞の種類

関係代名詞は主語の代わりになるものと、目的語の代わりになるものがあり、修飾されるものによって、who、which、thatと変化します。
もの、こと 両方
主語になる場合 who which that
目的語になる場合 who / whom which that
主格の場合
He is a teacher who lives in that house.
I have to buy a book which is very useful.
目的格の場合
He gave me a book which I wanted to read.
That is the house which she lives in.
どんなパターンの問題が出題されても、どこが骨の文章でどこが挿入されているのか、、そこさえ見極めれば関係代名詞の問題はさほど難しくありません。何問かの例題に取り組む、関係代名詞に慣れていきましょう。

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